年齢が出る「手の甲の血管浮き」を解消したい。
撮影・山本 嵩(物) イラストレーション・進藤やす子 構成と文・大澤はつ江
手の甲の血管浮き
年齢が出やすい箇所のひとつが手の甲の血管浮き。
「手は心臓より下にあることが多いので、血液が心臓に戻りにくく、滞りがちに。手の皮膚も年齢とともにコラーゲンが減少し、ハリが失われてシワが目立つようになります。と同時に皮膚も薄くなってきますから、血管がはっきりと見えてしまうんです」
解消するには、こまめに血液を心臓に戻すことが重要、と川上愛子さん。そのために行いたいのが、肩甲骨周りを揉みほぐし老廃物を流すこと。
「手は腕、背中へとつながっています。手だけをケアするのではなく、まずは腕の付け根のリンパ節を揉みほぐし、次に肩甲骨を回して柔らかくします。リンパやリンパ節を動かすことで老廃物もろ過されやすくなります。その後、腕を心臓より高く上げてマッサージ。腕を上げるだけでも効果があります」
(1)腕の付け根にあるリンパ節を、片方ずつ指で円を描くように柔らかく揉みほぐす。
(2)肘を曲げ、耳の横につけるように上げて後ろに回し、肩甲骨周りをほぐす。3~4回。肩を回すだけでも老廃物を流す効果がある。
(3)クリームを手の甲に取り、甲同士を合わせて手肌になじませる。指の間も忘れずに。
(4)腕を心臓より高く上げ、もう片方の親指を内側にし、上げた手を包む。甲から肘へ3~4回、上から下へマッサージ。(3)(4)だけでもいい。
ハンド専用だけでなく、 顔用のクリームもおすすめ。
おしろい効果で手肌のシワ、シミ、血管浮きなどの年齢サインをカーバー。べたつき感がなく、長時間潤いが持続する。
美白有効成分を角質層深くに届け、肌に留めてメラニンの生成を抑える。日やけによるシミ、そばかすを防ぎ、透明感のある肌に導く。
『クロワッサン』1053号より