鶏胸肉でジューシーな作り置き。ほぐしチキンの作り方と4つの展開レシピ。
撮影・水野昭子 文・佐野由佳、小沢緑子 料理・田村つぼみ
鶏胸肉でジューシーな作り置きを。
作り置きしておくと、和洋中どんな料理にも使いやすい、ほぐしチキン。作り方はとても簡単。鶏胸肉に下味をつけたら電子レンジで加熱して、手でほぐすだけ。保存するときは大きめにさいておけば、さらに細めにさいて使うこともできて便利です。
ほぐしチキン
冷凍してもふっくらなまま。いつでも疲労回復成分を。
【材料(2〜3人分)】
鶏胸肉1枚(300g)
A[塩小さじ1/2、コショウ少々、砂糖大さじ1]
【作り方】
1.鶏胸肉をボウルに入れ、Aの調味料を加え、砂糖が溶けるまでしっかりもみこんで下味をつける。
2.1で下味をつけた鶏胸肉を耐熱容器に移す。厚さが均等になるよう、身の薄い部分は下にたたみこむようして置く。
3.2にラップをふんわりとかける。
4.3でラップをかけた鶏胸肉を、電子レンジで3分加熱する。
5.レンジのふたを一度開けて、庫内の熱を逃がす。
6.再び電子レンジで2分加熱する。
7.電子レンジのふたを開けずに庫内に入れたまま6分保温し、予熱で火を通す。
8.レンジから耐熱容器ごと鶏胸肉を取り出し、粗熱を除く(汁も使うので捨てないこと)。
9.8の鶏胸肉を手でほぐす。
10.保存容器にほぐしチキンを移し、汁を上からかけて冷蔵保存。
肉汁ごと保存して、成分を逃さない。
肉汁には疲労回復成分イミダペプチドがたっぷり溶け込んでいます。肉汁ごと保存しないともったいない。冷凍しても成分は損なわれない。
棒棒鶏
メインのおかずに使うときは、大きめにさくと食べごたえたっぷり。
【材料(2人分)】
ほぐしチキン200g
きゅうり1本
トマト1個
ねぎ10cm分
生姜1かけ
A[醤油・酢各大さじ1、練りごま大さじ2、砂糖小さじ1/2]
ラー油適宜
【作り方】
1.ほぐしチキンを大きめにさく。きゅうりは太めの千切りにする。トマトは1cm幅の半月切りに。ねぎは半分はみじん切りにし、残りは縦にごく細く千切りにして白髪ねぎにする。生姜はみじん切りに。
2.Aの調味液、ねぎのみじん切り、生姜のみじん切りを混ぜてたれを作る。
3.器に1で切ったトマト、きゅうり、ほぐしチキンを盛り付け、上から2のたれをかける。白髪ねぎをのせ、好みでラー油をかける。
チキンサンドウィッチ
和えたいときは細めに。味がよりからみやすくなる。
【材料(1人分)】
ほぐしチキン100g
マヨネーズ大さじ1
粒マスタード小さじ1
食パン(6枚切り)2枚
レタス大2枚
スライスチーズ(溶けるタイプ)1枚
にんじん1/3本
塩少々
フレンチドレッシング小さじ2
【作り方】
1.ほぐしチキンを細めにさいてほぐし、マヨネーズ、粒マスタードを合わせて混ぜる。にんじんは千切りにして塩もみし、しんなりとしたらしっかりと絞ってフレンチドレッシングと混ぜる。
2.食パンの片側にスライスチーズをのせてトーストする。
3.2のトーストの上に1で塩もみをしたにんじん、レタス、ほぐしチキンの順に重ねる。
4.3を半分に切る。
食べるドレッシング
極細にほぐして混ぜれば、“具だくさんドレッシング”に。
【材料(1人分)】
ほぐしチキン100g
市販のドレッシング(フレンチドレッシングなど好みで)大さじ2
レタス類・オレンジ・アーモンド各適宜
【作り方】
1.ほぐしチキンを細めにさき、ドレッシングと混ぜる。
2.レタス、オレンジ、アーモンドを盛り付け、1のドレッシングと混ぜたほぐしチキンをのせる。
鶏茶漬け
だしをかけるだけでも鶏肉の旨味が味わえる一品に。
【材料(1人分)】
ほぐしチキン80〜100g
白だし大さじ1
湯1/2カップ
ご飯中盛り1杯分
【作り方】
1.ほぐしチキンを細めにさく。白だしと湯を合わせてだしを作る。
2.器にご飯とほぐしチキンを盛り付け、だしをかける。
『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。
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