防災リュック、点検してますか?【編集部こぼれ話】
第2特集は、頻発する自然災害に備える『防災片づけ』。
いざという時、家の中での事故やケガを最小限に防ぐには日頃の片づけが何より大切です。
今回は防災士で整理収納アドバイザーの熊田明美さんにご指導いただきました。
取材に協力してくれたUさん邸は、地震で倒れそうな大型家具はほとんどなく、物自体が少なめのスッキリと片づいた家。一見なんの問題もなさそうなのに、熊田さんによると防災上はまだまだ危険がいっぱい! そのひとつが「備蓄品が一切ない」ことでした。
家族の命をつなぐ水、食料はもちろん、今はコロナ感染から身を守るための衛生用品も必要不可欠。備蓄品も日々アップデートが必要なのでした。
そこでにわかに心配になったのが、わが家の現状。
水はミネラルウォーターを多めに購入してはいるものの、それ以外は全くゼロ。防災リュックも東日本大震災の後、慌てて購入し、手に入れたことで安心して放置していました。これではいかんと、まずは防災リュックの中身を点検してみることに……。
するとまあ、残念な結果が続々。そもそもリュックのチャックが開けにくい。もう何年も開けたこともなければ、メンテナンスもしていないのですから当然ですが、うっかり力まかせに引っ張ると、もはや二度と開かなくなりそう。
乾電池は白い粉を吹き、乾パン、使い捨てカイロは期限切れ、ペットボトルの水も今年の4月が賞味期限でした……。
何が入っているかも把握していなかった自分にあきれ返ります。
皆さんも最新号のクロワッサンを参考に、ぜひ備蓄品の総点検をしてみてくださいね。
3月10日発売の『クロワッサン』最新号は「すっきり暮らす人たちの片づけアイデア。」
ステイホームが日常になった今、家を居心地よく整えることは、家族はもちろん自分の心とからだを守るためにも最優先事項です。 ごちゃごちゃとモノに溢れた家は、精神衛生上も防災上も大問題。快適で暮らしやすい空間は「片づけ」で実現しましょう。 整理収納のプロによる手ほどきと、暮らし巧者の実例から気持ちよく暮らせる住まいの理想形を探ります。