ゴミが“出ない”ものを選ぶことで、家事にかける手間と時間を減らす。
自慢のゴミ縮小術について取材しました。ゴミの減量に成功した達人による、スリム化のためのアイデアも。
文・知井恵理
無駄な労力と時間を省いた「知的家事」を提唱する本間朝子さん。ゴミ回りの家事の時短化には、「手間をかけずにゴミを減らすことが大事」だそう。
「いちばん簡単なのはゴミが“出ない”商品やサービスを選ぶこと。ゴミ出しの回数が減りますし、余計なものが増えないので片づける手間も省けます」
たとえば、シャンプーやトリートメントの詰め替え用パックをそのまま使える専用ポンプは、8年前から利用。
「使い始めて以来、シャンプー類のボトルは購入していませんし、詰め替えの手間も削減できています」
芯なしトイレットペーパーは「『ゴミも交換頻度も減らせるから』と母が選んでいたので、子どもの頃からこれ」。ほかに、空になった食品パッケージをゴミ袋に活用、書類やチラシは電子化して紙ゴミを出さない、洋服レンタルサービスを利用するなどの工夫も。
「商品やサービスを賢く選べば、忙しくても手間なくゴミが減量できますよ」
パンやお菓子の空き袋を生ゴミ用のまとめ袋に利用。
空き袋を活用して、ゴミを削減。「袋の口をマスキングテープで留めれば上まで詰められますし、ジップ付き袋ならテープも不要です」
詰め替えパックをそのまま使えば、ボトルいらず。
詰め替えパックのまま使える専用ポンプを使用。「ボトルは不要。詰め替えの手間も省け、シャンプーも最後まで使えると一石三鳥」
トイレットペーパーは芯なしタイプを選ぶ。
芯なしタイプはゴミが出ないだけでなく、芯ありに比べて1ロールが長いものが多いため、交換頻度が減らせるというのもメリット。
『クロワッサン』1026号より
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