温水洗浄便座のノズル掃除はどのような方法がありますか?
普段の生活で苦手な掃除は何? そんな問いを立て、編集スタッフに大調査。知的家事プロデューサーの本間朝子さんとダスキン サービスマスター事業部マネジャー小松拓也さんのお二人に話を聞いて、かゆいところに手が届くプロの意見をQ&Aでお届けします!
撮影・岩本慶三 文・板倉みきこ
【Q】温水洗浄便座のノズル掃除はどのような方法がありますか?
【A】
ノズル部分が汚れていると、スムーズに水が出なくなるなど本来の機能が保てず、細菌が繁殖して衛生上も問題に。温水洗浄便座自体に自動掃除機能が付いているものも多いが、これは弱い水量で、取れやすい汚れしか洗い流せていないのが実情。
「ノズル周囲は、排尿や排便時の飛び散りなどで裏側が汚れますし、掃除機能の水が及ばない付け根など、目に見えないところがけっこう汚れているものです」(小松さん)
繊細な作りなので拭き掃除を基本に、週に1度行うのが理想。素材を傷めない中性洗剤を付けた柔らかい布や、トイレ用シートを使う。がんこな汚れには、歯ブラシなどに洗剤を付けて優しくこすり洗いを。
「ゴム手袋に掃除用の手袋を重ねて使えば、指先で拭き掃除ができるので、ノズルの微細な部分の汚れが取れます」(本間さん)
本間朝子(ほんま・あさこ)さん
知的家事プロデューサー。仕事と家事の両立に苦労した自身の経験から、無駄な時間と労力を省く「知的家事」を考案。著書に『ゼロ家事』(大和書房)など。毎月無料家事セミナー開催。
小松拓也(こまつ・たくや)さん
ダスキン サービスマスター事業部マネジャー。掃除用品の販売や家事代行など、暮らしの中の“キレイ”を提案する会社「ダスキン」に勤務。現在、ハウスクリーニング部門で活躍中。
『クロワッサン』1024号より