ギフトコンシェルジェ 裏地桂子さんのインスタグラム活用術。
日常に仕事に、そして趣味に、インスタを上手に使う人に、その活用術を聞きました。
文・今井 恵
「自分の世界観が出せるインスタ。情報は正確に、できるだけ多く」
ギフトコンシェルジュ
裏地桂子(うらじ・けいこ)さん
@k.uraji(インスタはこちら)
雑誌や企画展などの商品セレクション、ショップのプロデュースなども。個別指導の生け花教室を主宰。著書多数。
「私の場合、インスタグラムはオフィシャルなもの、フェイスブックはプライベートな友人、知人との交流のツールで、意図が違うものとして使い分けています」
そう語るのは、食通、着物通のギフトコンシェルジュとしておなじみの裏地桂子さん。
「インスタで大切なのはプロフィール画面の写真の配列。ここが美しく見えるよう気をつけます」
俯瞰や無地背景で撮った「おもたせ」や「スイーツ」など「すっきりしたもの」を挟み、画面がごちゃごちゃ見えないよう工夫。
「インスタは情報の発信だと考えているので、誰と行ったとか、友だちとの集合写真は載せず、フォロワーさんたちが知りたいと思う、お店の情報を正確に載せようと心がけています。地図に飛ぶ“位置情報”はもちろん、オフィシャルな相手には“アカウント名”をつけて、その方のインスタに飛べるようにしています」
裏地さんは食や着物を中心に、一日最低でも1本をアップする。
「連投はせず、6時間以上は空けるようにしています。できるだけ午前中に『おはようございます』の書き出しで、元気が出るような情報をあげたいのです」
見る側の立場に立ち、知りたいであろう情報を優先する。
「私自身も他の方のインスタで和ませていただくこともしばしば。大人同士の楽しみの場になり、有意義な活用ができるよう、楽しい情報アップを心がけています」
■活用術 お薦めするお店の情報はきちんと掲載。
ハッシュタグは情報を伝えるツールとして使う裏地さん。「食の情報としてシェフのインスタアカウントや、着物の場合は小物まで細かくハッシュタグにして、フォロワーさんが調べやすいように工夫します」
■活用術 物撮り写真でプロフィール画面を美しくまとめる。
裏地さんがこだわる写真の配列。「インスタは写真を楽しむもの。情報が多い写真ばかりでは息苦しいので、あえて風景写真や、余白が多いものの写真も並べ、プロフィールの下の画面を美しく見せます」
裏地さんお薦めのインスタグラムアカウント
@higuccini(インスタはこちら)
お料理の写真が多いHiguchiさん。「写真もきれいで内容がおもしろい」
@ibukuro_okinawa(インスタはこちら)
1日3組、完全予約制の沖縄のレストラン『胃袋』。「写真がとても美しい」
@omakasetazzi(インスタはこちら)
京都のカメラマンtazziさん。「京都の風景写真が本当に美しく癒やされます」
『クロワッサン』1019号より
広告