松本をしばしば訪れているという、デザイナーの大橋利枝子さん。この街の魅力を、
「古いものをちゃんと残していて、それでいて新しい人も受け入れて共存しているところ」と言う。
国宝の松本城も、明治維新で取り壊しになりかけたところを市民が結束して守ったという歴史が。街なかには築100年近い趣ある建物が点在し、これも、古くて良いものを残そうと地元の人が考えているからだそう。
また『松本クラフトフェア』創始者のひとりの三谷龍二さんのように、県外からのクリエイターが、古いビルを改装したお店も多数。城下町であると同時にいくつもの街道の宿場町だった松本。進取性の高さと新しい文化を受け入れる気風は、きっとその頃から。
大橋さんのおしゃれネットワークを中心に松本で訪れたい場所を厳選。買いものに美味しいもの、ものづくりスピリットが息づく文化の香りまで楽しんで。