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【結婚式編】冠婚葬祭マナーの実力をクイズで試してみよう。

マナーを知っていようといまいと、人生の儀式はおかまいなしにやってくる。そんな「いざ」に備える、大人の心得。多方面でマナーの指導をしている岩下宣子さんに話を聞きました。

撮影・青木和義、谷 尚樹(岩下さん) スタイリング・高島聖子 文・黒澤 彩

招待する側もされる側も心を込めて。

【結婚式編】冠婚葬祭マナーの実力をクイズで試してみよう。

【問1】乾杯の音頭でテーブル席の人全員とグラスを合わせた。

結婚式で乾杯をするときには、たいていビールやシャンパンが注がれる。薄くてデリケートなグラスが多く、カチッと合わせてヒビが入ってしまうおそれも。「ヒビが入るのは縁起の悪いこととされます。グラスは合わせずに軽く持ち上げ、両隣の人とアイコンタクトをしてから口に運びましょう」(答え…×)

【問2】テーブルに着席する時はバッグを背もたれと腰の隙間に置く。

バッグは背もたれと腰のあいだに置いて、椅子の背にもたれずに姿勢よく座るのが正解。腰の部分が空いていてバッグが落ちてしまう椅子の場合は、バッグを膝に乗せ、その上からナプキンをかける。「テーブル間を動き回ってサーブする人のためにも、椅子には深く腰掛けるようにします」(答え…○)

【問3】地方から親戚を式に招待する際はお車代を出すのが基本。

遠方からの招待客みんなにお車代を出す必要はない。「お渡しするのは、主賓、仲人さん、乾杯の音頭をお願いする人の3組、つまり、その人がいないと披露宴が成り立たない方々に対しては、お車代を出します」。そのほかの親戚や友人とは「お互いさま」。相手のお祝いのときにはこちらも交通費をかけて出席するということでいい。お車代の考え方は、主賓には自宅から会場までのタクシー代、ないし新幹線代などは実費の1.5倍。仲人に対しては謝礼とお車代を別に用意する。(答え…×)

【問4】披露宴が終わって、席次やメニューはテーブルに残してきた。

席札、席次表、メニューなどは、テーブルに置いたまま帰らず、引き出物の紙袋に入れるなどして持ち帰るのが正しいマナー。「これらは、新郎新婦があなたのために用意してくれたもの。会場に残していくのは失礼にあたります。処分するにしても必ず家に持ち帰ってからにしましょう」(答え…×)

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