【結婚式編】冠婚葬祭マナーの実力をクイズで試してみよう。
マナーを知っていようといまいと、人生の儀式はおかまいなしにやってくる。そんな「いざ」に備える、大人の心得。多方面でマナーの指導をしている岩下宣子さんに話を聞きました。
撮影・青木和義、谷 尚樹(岩下さん) スタイリング・高島聖子 文・黒澤 彩
【問5】おめでた婚がわかったのでお祝いにベビー用品を贈った。
「結婚のお祝いと出産祝いは区別して考えましょう」。また、生まれる前にベビー用品などを贈ること自体、やめたほうがいい。「万が一、何かあったときに、その品が悲しい思いをさせるものになってしまうからです。出産祝いは、生まれてから7日経ったのを確かめてから贈るのが基本です」(答え…×)
【問6】男性が贈る婚約指輪は給料の3カ月分が目安だ。
婚約には決まりごとがなく、婚約指輪などの品物を交わすのも好き好きでいい。「給料3カ月分というのは、昔のダイヤモンドの相場を基準にした目安。かつては結納金も同じくらいの金額でした」。今は、身の丈に合った婚約スタイルが主流。“給料3カ月分”にこだわる必要はないようだ。(答え…×)
【問7】お葬式に使った紫のふくさを結婚式にも使う。
「紫色のふくさは、慶弔どちらにも使えます。ただ、包み方が異なるので注意しましょう」。慶事の場合は中央に置いた金封を、左側→上下→右側の順番で包む(弔事の場合は上下左右が逆)。受付で渡すときには、ふくさから取り出し、名前を相手のほうに向けてふくさの上にのせ両手で渡す。直接手渡しするのは「取りなさい」という仕草なので失礼に。必ず、台やふくさに置くようにする。祝儀用のふくさの色は紫のほかに赤やピンクがあるが、赤系はもちろん不祝儀には使えない。(答え…○)