コングクス【三原寛子さんのレシピ】
夏バテ気味の時にこそ食べたい、さわやかな一皿。火を使う調理が少ないのもうれしいポイントです。
撮影・柳原久子 文・嶌 陽子
優しい味がクセになる、韓国の夏の朝ごはん。
豆乳ベースの滋味深い味わい
コングクスとは、韓国で主に夏に食べられている冷たい豆乳スープのうどんのこと。
「向こうでは、朝ごはんとしてもよく食べられているメニューだと友人に教わって」
三原さんが作るスープは、豆乳と昆布茶と白だし、ピーナッツをミキサーにかけたもの。麺を茹でている間にさっとできる。
「火にかけて煮るスープではないので、前の晩などに作って冷やしておかなくても、冷たい豆乳を使えば大丈夫」
豆乳の優しい甘さと、ピーナッツのコクの相性がばつぐんだ。
「麺は稲庭うどんなど、細めのほうがスープとよく合うと思います」
【材料(2人分)】
きゅうり1/4本
プチトマト5個
ピーナッツ25g
豆乳500ml
昆布茶小さじ1
白だし大さじ1
稲庭うどん160g
いりごま少々
【作り方】
1.きゅうりは千切りに、プチトマトは種を取り乱切りにする。
2.ピーナッツ、豆乳、昆布茶、白だしを合わせ、ミキサーにかける。
3.うどんを指定の時間茹でる。ザルにあけ、流水で洗いながら粗熱を取る。よく水気をきる。
4.器にうどんを盛り、2の汁をかける。きゅうり、トマトをのせ、いりごまをふる。
三原寛子(みはら・ひろこ)さん●料理研究家。料理ユニット『南風食堂』を主宰。店舗のフードディレクションや、アーユルヴェーダ料理教室の開催など幅広く活躍。https://www.nanpushokudo.com
『クロワッサン』1001号より
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