年間、何十件ものハウスクリーニングを行う掃除のプロ、ハウスクリーニング「ワンズコピー」主宰の佐和田久美さん。
「きれいに掃除しているつもりでも、肝心要の部分に汚れがたまっている場合があります。例えば、取っ手の表面はきれいだけれど、裏側はざらついていたり、冷蔵庫の上に物を置き、その後ろに埃がこびりついて固まっていたり。つい面倒で、次に掃除すればいい、この考えが埃を蓄積させてしまう」
では、蓄積させてしまった汚れはどのように除去すればいいのか?
「環境に配慮した3種類の洗剤と、スポンジ、ブラシ、クロスなどを使い分けて掃除をするだけ。油汚れや手垢などは、アルカリ性の洗剤、セスキ炭酸ソーダや重曹。シンクや浴室の水垢は酸性のクエン酸。これらを溶かした水をクロスやブラシにスプレーして使います。場合にもよりますが、仕上げはクロスで水拭き、乾拭きして終了。今年の汚れを見落とさずに掃除を」