毎日が楽しくなる「あたらしい日常料理 ふじわら」の調味料3選! 初の書籍にも注目
取材、文・伊東ししゃも
藤原奈緒さんがつくる「あたらしい日常料理 ふじわら」の調味料
料理家・エッセイストの藤原奈緒さん。商品開発やレシピ提案、執筆、料理教室、メディアへの出演など多方面で活躍し、2025年からは北海道と千葉の2拠点での生活をはじめています。
主宰する「あたらしい日常料理 ふじわら」では、「家庭のごはんをより手軽に、さらにおいしく。」という想いから生まれたオリジナルのびん詰め調味料を販売。「ふじわらのおいしいびん詰め」はいつものごはんを底上げし、簡単に家庭料理の幅を広げられる商品として好評を博しています。
和洋中エスニックと何にもでも合うという万能調味料「おいしい唐辛子」、爽やかな酸味の中にパクチーがやさしく香る「パクチーレモンオイル」、ザクザクとした食感も楽しい「にんにくえび塩」、高知県産しょうがをたっぷり使った「カレーのもと」、素材にかけるだけでごちそうになる「納豆辣油」など、個性豊かな味わいや食感が、「ふじわらのおいしいびん詰め」の魅力です。
「ふじわらのおいしいびん詰め」どうやって使う?
「いつもの料理に使ってほしい」「日常の料理に寄り添える存在になってほしい」という想いのもと作られるびん詰め調味料。特別な料理を作るときに使うのはもちろん素敵ですが、焼いたりゆでたりしただけの野菜やお肉、いつもの味噌汁など、シンプルな料理にこそ使ってみてほしい、と藤原さんは話します。
「あたらしい日常料理 ふじわら」で人気の3つの調味料と、おすすめの使い方を紹介します。
ピリッと味が引き締まる「おいしい唐辛子」
どんな料理にも合うピリ辛の調味料「おいしい唐辛子」。ほんの少しだけいつもの料理に加えることで、ピリッと味が引き締まります。薄味の料理でも、足すだけで満足感が得られますよ。小さなお子さんや食事制限のある人のいる食卓でも、家族みんなで同じ料理をおいしく楽しんで欲しいという気持ちから生まれました。
にんにく、花椒、桂皮(シナモン)の香りをオリーブオイルに移してから唐辛子と合わせているので、しっかりとした辛さの中に奥行きが感じられる調味料です。
炒めものやパスタなど、和洋中エスニック、なんでも合いますが、意外なおすすめは「味噌汁」に入れること。少し辛みを足すだけで、より体がぽかぽかと温まるおいしさになります。
料理を少しだけおめかししたい時には「にんにくえび塩」
素揚げした干しえび、にんにく、ナッツを合わせ、香菜の根っこで香りづけした「にんにくえび塩」。料理を少しだけおめかししたいときに使えて、「使いやすい」「クセになる」とリピーターも多い商品です。
びんの中にはナッツがごろごろ。焼いた野菜やサラダのトッピング、お粥や和え麺にもよく合うそうです。
季節のお野菜にかけるだけでも、野菜の旨みがより楽しめる一品に。シンプルな料理をエスニック風にアレンジしたいときに重宝する調味料です。
しょうがの深い味わいも楽しめる「カレーのもと」
藤原さんの「カレーのもと」の一番の特長は、たっぷりと高知県産のしょうがが使われていること。じっくりと炒めたしょうがをベースとしたカレーペーストは、料理に深い味わいを与えてくれます。
びんのふたを開ければ、カレーとしょうがを合わせた香りが一気に広がり、食欲をそそられます。小麦粉不使用なので炒めものやスープの味つけにも使いやすいそうです。
数ある調味料の中で、藤原さんが最初に作った調味料は「カレーのもと」だったそう。大好きなスープカレーを家庭でも作れないか? という試行錯誤から始まったそうです。
「あたらしい日常料理 ふじわら」の公式サイトに掲載されているたくさんのカレーのレシピから、藤原さんのおすすめを聞きました。「季節の具材で作るカレーうどんは、混ぜるだけで簡単なのに満足感のある一皿になりますよ」。
エッセイとレシピをまとめた初の書籍『あたらしい日常、料理』
2025年9月17日(水)には、藤原さんの初の書籍『あたらしい日常、料理』が発売されます。疲れたときでも作りたくなる24篇のレシピ、北海道と千葉への2拠点生活を始めるまでの料理と日常を綴ったエッセイがまとめられています。
春夏秋冬それぞれの季節に合わせた料理が掲載されており、ほんのり旬を感じたいとき、“今”の気分に合わせた料理を楽しみたいとき、そばに置いておきたい一冊です。
『あたらしい日常、料理』では、特別ページとして、4種類の「たれレシピ」を掲載。そのうちの一つ「納豆辣油」は、オンラインストア限定で販売している商品を家庭用のレシピにしたもの。オンラインストアでたびたび欠品してしまうほどの人気商品なので、レシピは必見です。
「納豆辣油」作ってみました
ひきわり納豆、唐辛子、えびなどの材料を、ごま油とともに小鍋に入れ、火にかけます。基本は、焦がさないようにふつふつと弱火で煮ていくだけ。調理時間は10分ほどで、あっという間に作ることができました。
コクのあるひきわり納豆と、ピリッと辛みを効かせる唐辛子、ほんのりシナモンの香りに、えびの香ばしさ。拍子抜けするほど簡単なのに、風味と旨みがたっぷりの納豆辣油。その人気にも頷けるおいしさです。家庭用に作ったレシピとのことで、比較的手に入りやすい食材で構成されているのもうれしい。
納豆辣油は、密封できる保存容器に入れ、冷蔵庫で2か月ほど保存可能です。多めに作ってつくりおきしておくのもいいですね。
書籍内で藤原さんは「とにかく、かけるだけでいつもの料理がぐっとおいしくなります」と語っています。お刺身や湯豆腐、豚しゃぶ、蒸し魚、青菜炒め、もちろんご飯にも。相性の良い料理は無限にありそう!
書籍で「納豆辣油の使い方」として紹介されていた、「豚肉と野菜のせいろ蒸し」。近年注目されているせいろを使った料理で、好きな野菜や豚肉をのせて蒸すだけ。ポン酢やごまだれで食べるのもおいしいですが、納豆辣油もよく合います。
野菜そのもののおいしさや甘みと、ピリッとした納豆辣油の辛み、納豆のコクが絶妙にマッチ。納豆辣油には醤油も使われているので、しっかり味が決まります。
納豆辣油レシピとして紹介されていた「納豆辣油焼きそば」も作ってみました。焼くように炒めた中華麺に納豆辣油を絡めるだけの簡単レシピなのですが、これがとてもおいしい。忙しい日の在宅ランチも納豆辣油ひとつでワンランク格上げしたような味わいになります。
毎日の食卓がおいしく楽しくなるヒント
また、『あたらしい日常、料理』のエッセイやレシピの中には、毎日の食卓がおいしく楽しくなるヒントがたくさん散りばめられています。
「自分の料理がマンネリだなと思ったら、まずは切り方を変えてみて」と、藤原さんが書籍で語っていたアドバイスをもとに、いつもよりも野菜やじゃがいも、しめじを大きめにカットしてみました。より素材の味わいがしっかりと楽しめるのはもちろん、見栄えもよく仕上がるので大満足でした。
「家庭のごはんをより手軽に、さらにおいしく。」という想いから生まれた調味料。その味わいは一度食べたらやみつきになるものばかりです。ぜひ、みなさんも書籍や調味料をそばに置いて、毎日のごはんをより楽しんでみませんか?
【書籍概要】
『あたらしい日常、料理』
価格:1,980円
著:藤原奈緒
版元:山と渓谷社
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