水耕栽培、鉢植えを育ててみよう。【グリーンがある暮らし】
庭師、草盆栽家の砂森 聡さんに教わります。
撮影・柳原久子
自分で植えたり、水耕栽培したり。少し手をかけて育ててみよう。
球根は基本を押さえて水耕栽培で。
ポイントさえ押さえれば、初心者でも失敗することなく花を咲かせることができる、水耕栽培。
「今の時季なら、すでに蕾がつき始めている球根を買ってくるとよいでしょう。根が水を吸える状態であれば、ビンやグラスなど家にある器で大丈夫です。平皿に苔を入れてその上にのせたりもできる。ただし、球根が水に浸かりすぎないことが大事。水の量は球根の底がぎりぎり浸かるくらいが目安となります」
水替えは1〜3日おきに。この時も球根に水がかぶらぬよう注意を。
1種類を小さな鉢に自分で植えてみる。
かわいいグリーンを見つけたら、気に入った鉢に自分で植え替えてみると、また愛着もひとしおに。
「小さなものなら、それほど手間もかかりません。園芸店で培養土を買ってきて、たとえば1カ月にひとつずつ、時間のあるときに植えていけば、1年で12個もの鉢ができる」
複数の鉢なら、後に述べるような、室内外で管理する調整もしやすい。
「ひとつの鉢だけだと大切にしすぎて家の中ばかりに置く傾向が。複数あれば、室内に飾る鉢と屋外で管理する鉢を交互に入れ替えられます」
砂森 聡(すなもり・さとし)●庭師、草盆栽家。個人宅などの庭づくりから管理までを行う傍ら、東京・西荻窪、吉祥寺に店舗を構える。インスタグラム:@suna_isso
撮影協力:吉祥寺 ひとくさ/くろもじ珈琲
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-7 第二高島荘 TEL.0422-27-2732 賚12時〜18時 水・木曜休み 店内には、珍しい山野草や季節の切り花が並ぶ。奥には、カフェも併設。インスタグラム:@hitokusa_kuromojicoffee
『クロワッサン』994号より
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