くらし

【鶏肉とかぶ、ミックスビーンズスープ+バターライスのレシピ】ワタナベマキさんのがんばらない料理。

食材の栄養や旨味がたっぷりと染み出た具だくさんスープがあれば、それだけで食卓は豊かに。“一汁一飯”でも大満足のコンビネーションをご紹介。ほったらかしでも失敗なし! ラクでおいしい、ごちそうスープを料理家のワタナベマキさんに教わります。
  • 撮影・青木和義 文・斎藤理子

家の食卓にスープは欠かせないというワタナベマキさん。お鍋ひとつで作れて後片づけも簡単。基本、煮込むだけで味付けも失敗しにくいとあり、忙しい日々の食卓で大活躍するのだそう。

「使う具材は3つぐらいにして、そのうちのひとつはボリュームが出るものにするといいですね。肉類や魚介類、トマトや玉ねぎ、根菜などの野菜、きのこ類など、ダシが出る食材を知っておくと、わざわざダシをとらなくてもおいしく仕上がるので便利です」

切らずに使えるひき肉や、汁がおいしい缶詰は、短時間でスープが作れるお助けアイテムだと、ワタナベさん。冷蔵庫の隅で眠っている調味料を使うチャンスでもあるという。

「“一汁一飯”なら、ごはんにはちょっと手を加えて。いろいろなものをたくさん混ぜる必要はないんです。風味をプラスする、ボリュームを足す、足りない栄養素を加えるのいずれかを、スープとの相性で選ぶといいですね」

鶏肉とかぶ、ミックスビーンズスープ+バターライス

最後に加えるバターで濃厚さをプラス。体が温まるおかずスープ。

鶏肉に薄力粉をまぶすことで、肉の旨味が逃げず、シチューのようなとろみがつく効果も。牛乳を入れたら煮立たせないのがポイント。

【材料(2人分)】
鶏もも肉180g、かぶ2個、じゃがいも2個、ミックスビーンズ80g、薄力粉適量、オリーブオイル小さじ2、白ワイン大さじ2、水250ml、牛乳200ml、バター小さじ2、塩小さじ1/2、粗挽き黒こしょう少々、ごはん茶碗2杯分、バター・パセリのみじん切り各小さじ2、塩少々

【作り方】
1.鶏肉は好みで皮を取り除き、食べやすい大きさに切って薄力粉をまぶす。
2.かぶは皮付きのまま4等分に切り、じゃがいもは皮をむき2等分に切る。
3.鍋を中火で熱しオリーブオイルを入れ、1を加えて返しながら表面に焼き目をつける。
4.裏返して②を加え、さっと炒める。白ワイン、水を加えてひと煮立ちさせ、アクを取る。
5.ミックスビーンズを加えて弱火にし、フタをして約12分煮て、牛乳、塩、バターを加えてなじませる。器に盛り、こしょうをふる。
6.ごはんにバター、パセリのみじん切り、塩を加えて混ぜる。

ワタナベマキ●料理家。手軽に作れて飽きのこないレシピが人気。自然体のライフスタイルにもファンが多い。『そうざいスープ』(主婦と生活社)ほか著書多数。

『クロワッサン』991号より

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