【寄付編】最後まで責任を持ちたい、いらなくなった物の処分法。
イラストレーション・篠塚朋子 文・板倉ミキコ
【処分法 寄付する】物を循環させるだけでなく、誰かの役に立つシステム。
見知らぬ人に役立つことで、小さな喜びという副産物も。
お金にならなくてもいいけれど、いらなくなったものでも何かの役に立てばうれしい。そんな思いを叶えられるのが、チャリティなどへの寄付。衣類や文房具、台所用品など、寄付したものがそのまま発展途上国の人たちに利用されたり、集めた切手や商品券などが換金され、そのお金が支援に使われる場合など、チャリティのシステムは様々。
「物がゴミにならずに有効活用されるなんて、建設的でとても気持ちの良い仕組みだと思います。買うのは簡単でも、捨てるのは難しい世の中だからこそ、捨てずにうまく処分できたときの爽快感は格別です」(山内さん)
「寄付できる場所は、インターネットでも確認できます。寄付したいものの品名でリサーチをかければ必ず見つかるはず。捨てるのは忍びない、という気持ちが癒やされますよ」(進藤さん)
「犬と猫のためのライフボート」
犬、猫を一時保護し、里親を探す活動を行う団体に、施設で動物たちが快適に暮らすために必要な物資を支援。犬や猫の敷物に使えるタオル類、トイレ砂、粉ミルクやペットフードなど。送料自己負担。 https://www.lifeboat.or.jp
「シャンティ国際ボランティア会」もので寄付するプロジェクト
商品券、未使用の切手やアクセサリーのほか、本やCD、DVDなどを送れば、団体の提携企業が査定し、買い取り。その買い取り額が寄付としてアジアの子どもたちの教育支援に活用される。送料は自己負担。 https://sva.or.jp
「ワールドギフト」
古着や履き物、文房具、ランドセル、おもちゃ、台所用品や調理器具など、使用品や開封品を含め、多くの不用品を途上国に寄付できる。荷物の宅配料金プラス、再利用にかかる費用を振り込んだ後に集荷される。 http://world–gift.com
『クロワッサン』987号より