玄関に足を踏み入れてから、リビングを通りキッチンに至るまで、余計なものが一切置かれていない、小西紗代さん宅。潔いほどすっきりとした空間だ。棚や机の引き出しを開けてもらうと、中もまたきっちり仕切られ、必要なものだけが収納されている。
「収納って大切だなと思ったのは、子育てをしていて無駄な動きが多いと感じたのがきっかけ。専業主婦だった当時、家のことは私が全部しなければと思っていたけど、やっぱりしんどくて。娘たちにも手伝わせたい。そんな時、収納がきちんとできていれば、指示もしやすいと気づいた。セット収納があったり、考えられた動線なら家事がスムーズにでき、自分はもちろん、ほかの人も面倒臭くない。人にまかせたい、そこから仲間わけ収納が始まりました」
ひたすら使いやすさを考えて配置していたら実現していたという、仲間わけの極意を、実際に自宅を手本にして教えてもらった。収納上手への道は真似から始まる、という小西さん。まずは手をつけやすい場所から、仲間わけのアイデアを即、取り入れていきたい。