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お花写真家に教わる、イメージ通りに花をいけるための3つの基本。

部屋に花があるだけで、なぜか心は安らぎ、余裕が生まれる。センス良く生けるための器使いと基本のルールを教わった。

撮影・三東サイ 器・安部太一

お花写真家に教わる、イメージ通りに花をいけるための3つの基本。

雑貨店や生花店など花に関わる仕事を経て、’00年から季節の草花のアレンジを撮影したカレンダーを製作、各地で展示や販売を行っている椿野恵里子さん。四季折々の草花の自然な有り様を生かしたアレンジは、素朴でありながら、ひと目でこんなふうにできたらと思わせるほど素敵。日々の暮らしを彩る、生け方の秘訣を教えてもらった。

「生けたりアレンジするときに心がけているのは、自然の中に咲いているように、ということ。花も群生だったり、ひとつで凛と存在していたり。そういう自然な感じを、ブーケでも生けるときも意識したいですね」

まずはそのための器選び。椿野さんは花器にとらわれず、普段使いの皿やグラスも多用する。
「花を生けるなら、お皿は真っ平らではなく水が張れる深さがあるもの。金属製でも陶器でも冷たい質感より土に近い風合いのものを選んで」

ガラス製の器は、水中の茎も見え、水によって清涼感と透明感が花全体にも加わるので、植物が生き生きと映る。花器ならナチュラルカラーに加えてブルー系のものが、寒色にも暖色の花にも合う。あくまで草花の本来の色を邪魔しないものが基本。

生ける器も「自然らしさ」を意識、風合いを大切にして選ぶ。

浅過ぎず深過ぎない皿を。白〜アースカラーは万能。青も、寒色、暖色どちらの花にも合わせやすい。
浅過ぎず深過ぎない皿を。白〜アースカラーは万能。青も、寒色、暖色どちらの花にも合わせやすい。
ガラスは手吹きやアンティークなど温かみのあるものだとより良い。初夏にはいちばんのおすすめ。
ガラスは手吹きやアンティークなど温かみのあるものだとより良い。初夏にはいちばんのおすすめ。
陶器なら自然の石や水をイメージできるような質感の白や青を選んで。もちろん花専用でなくてよい。
陶器なら自然の石や水をイメージできるような質感の白や青を選んで。もちろん花専用でなくてよい。
浅過ぎず深過ぎない皿を。白〜アースカラーは万能。青も、寒色、暖色どちらの花にも合わせやすい。
ガラスは手吹きやアンティークなど温かみのあるものだとより良い。初夏にはいちばんのおすすめ。
陶器なら自然の石や水をイメージできるような質感の白や青を選んで。もちろん花専用でなくてよい。

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