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【人気FP横山光昭さんが診断】まずローンと保険を軸に、家計管理を見直そう。

消費税10%を控え、暮らしは厳しくなる一方。将来のため家計を見直し、貯金をしたいが、方法がわからない。そんな悩みを解決します。

撮影・千葉 諭 文・大澤はつ江

(左)読者代表 大場繭美さん (右)家計再生コンサルタント 横山光昭さん
(左)読者代表 大場繭美さん (右)家計再生コンサルタント 横山光昭さん

読者代表・大場繭美さんの悩みは教育費。2人の子ども(小学2年男子と中学1年女子)にお金がかかり、収支はトントン。家計を見直す方法とは?

横山光昭さん(以下、横山) 大場さんはお仕事をしていますか?

大場繭美さん(以下、大場) パートで働いていたのですが、最近、正社員の職を得て、フルタイムで働いています。夫が自営業なのでボーナスもなく、毎月安定した収入があるわけではありません。私だけでも決まった収入があれば心強いので。貯金もしたいですし。

横山 毎月の平均的な収入がお二人合わせて約53万円。そこにお子さんの児童手当1万円で54万円。収入の増減の幅はどのくらい?

大場 5万〜7万円前後でしょうか。多い月をマイナス月に補填しています。

横山 家計簿はつけていますか?

大場 つけていません。レシートはためていますが。

横山 それを自分の物差しで「消費」「浪費」「投資」に色分けして日付ごとにノートに貼れば、簡単家計簿になります。「消費」は生活に必要なお金。「浪費」は無駄遣い。「投資」は将来につながるお金です。色分けすると無駄な支出がわかります。引き締めるには「浪費」の色を少なくすることです。

大場 色で一目瞭然なんですね。

横山 家計の見直しは固定費がポイントです。支出には固定費と変動費があり、毎月の支払額が決まっている固定費は削れないと思われがちですが、そんなことはありません。

大場 でも、住宅ローンは金額が決まっていますし、教育費は子どものことなので難しい。

横山 一番大きな固定費の住宅ローンは収入の25%で理想の割合です。支出表(下)で見ると変動費(月によって支払金額が変わる)の通信費や食費、生活日用品が見直せそうです。教育費や住宅ローンの返済方法、生命保険の契約内容などをチェックすれば、固定費を削減できる可能性も。本当に削れるところがないか検討してみましょう。

大場家の家計改善

[家族構成]夫44歳 妻43歳 子ども2人(小学2年、中学1年)
[月収]手取り約53万円(夫 月平均約40万円、妻13万円)
[悩み]自営業(内装関係)のため、収入に波がある。子どもの教育費がかかるので、今後、下の子どもの進路を踏まえながら、どのように家計をやりくりするかが悩み。貯金もできていないので不安要素が多い。

※年収800万円(小学生の子ども 1人、中学生の子ども1人)の場合。〈 〉内は理想の金額。
※年収800万円(小学生の子ども 1人、中学生の子ども1人)の場合。〈 〉内は理想の金額。

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