どうやっても片づかない、収納困難アイテムの整理術。
撮影・千葉 諭
お菓子・お茶など
テーブルの上に置きがちなお菓子、お茶、ティッシュなどはキャスターワゴンに。
東日本から姿を消したカールの最後の1袋や、バナナ、紅茶などテーブルの上をふさぐものはキャスターワゴンに収納。
「くつろぐときはワゴンを寄せてお菓子を食べたり、バナナを食べたり。キャスターがついているので、お客さんが来るときなどはワゴンを別の部屋に隠してしまいます」
普段は大判のハンカチをかけてテーブルの近くに出しておく。
小さい器
切り子はスタンドで取り出しやすく、箸置きは種類ごとにまとめて出し入れ。
「眺めるだけで楽しい江戸切り子の収納はケーキスタンドで。スタンドごと出せば奥の器が取りやすくなります。左下にあるのは趣味で集めている箸置きで、いろいろな種類があります」
箸置きは種類ごとに、ジャムのフタを活用して整理。
「フタをひっくり返して箸置きの容器にしています。そのままテーブルに運んだり戻したり。ちょうどいい大きさです」
ゴミ
たまにしか回収がない汚れた不燃ゴミ、資源ゴミを保管しておく便利な袋が。
「口を結ばなくても、ひねるだけで閉じたままになる新素材の袋を使っています。折れるポリエステルだから“オリエステル”というんですが(笑)」
油がついたり、食べ物が付着したアルミホイルは密封しておきたい。使用済み乾電池もまとめないとなくす。
「結んだり解いたりする手間がない『ツイスターロックにおわん』がすごく便利です」
日用品のストック
カセットコンロ用のガス、石鹼、マスク、掃除機フィルターなどは“見える化”を。
リビングにしまっておけない日用品のストックは全部、別の部屋のタンスの上にある。
「あまり見た目がよくないので以前はカゴに入れて隠していたんです。でも何がどれだけあるか把握できずに、うっかり買いすぎたり切らしたり……」
近所のスーパーで処分する箱をもらって、横にしてみた。
「雑多な物の数が“見える化”できて、横置きが正解ですね」
ヒモ
カフェのカップから先端を出して収納。ハサミも一緒に入れるのがおすすめ。
荷ヒモの整理にオダギリさんはカフェのカップを活用。
「ストローの差し込み口から、ヒモの先端を出しておくと絡みにくいしサッと使えます。必ずハサミも一緒に使うので、小型のものを用意してカップの中に入れておくと賢いですね」
ちなみに小型のハサミをいくつか用意して、使いそうな場所にそれぞれ置いておくと、使うときに探す手間がなくなる。
トイレットペーパー
パッケージのままや、むきだしより紙ナプキンで包んでおくと美しい。
「トイレットペーパーをむきだしで放置するのが好きじゃないんです。以前ある飲食店で見たのが、紙ナプキンで包んでおくこの方法です。やってみると、とても簡単ですよ」
ロールの方向に合わせて、紙ナプキンで包み、残った部分を左右から芯に入れるだけ。
「紙ナプキンはどこでも手に入りますし、柄もいろいろあるので楽しく包めます」
オダギリ展子●事務効率化コンサルタント。特許事務所やメーカー、貿易会社の勤務を通じ事務の効率化に開眼。著書はアジア数カ国で読まれる。
『クロワッサン』958号より
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