中東の宝石ドバイへの旅(2)
取材/文・斎藤理子
お腹がいっぱいになったら街歩き。
昔の姿を残すスークを訪ねる。
アル・ファヒーディ歴史地区を出てドバイ・クリーク沿いを歩くと、「ドバイ・オールド・スーク」に着きます。スークとはアラブ諸国には必ずある市場のこと。オールド・スークはドバイでも一番古いスークで、かつては世界中の布地を扱う市場だったため、テキスタイル・スークとも呼ばれています。
歴史を感じさせる木造のアーケードの両脇には民族衣装やビーズのアラブ風サンダル、パシュミナなどを売る小さな店が密集。入口近辺はお土産屋が多いものの、奥へ行くに従って鮮やかな布地をずらりと並べた店が増え、テキスタイル・スークの面影を残しています。
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