鶴岡から庄内町、酒田市、遊佐町へ。きらきら羽越観光圏の旅<2>
文・斎藤理子
心落ち着く時間と空間。
歴史と美味を体験しに山形県庄内地方へ。
新潟県、山形県の羽越本線を走るきらきらうえつ号(時期により秋田駅までの延長運行あり)。海岸線に沿って走る列車からは、日本海の絶景や沿線の大自然が堪能でき、停車駅には見所も満載な街が点在しています。日本海の旅情がたっぷり味わえるこの列車に乗って、羽越本線沿線の旅を続けます。
庄内を訪れたら立ち寄りたい産直。
食の都庄内の産物をお持ち帰り。
食の都庄内を訪れたら必ず行きたいのが、農家の人が直接農作物を持ち込み販売する産直(産地直売)のお店。鶴岡市、酒田市、遊佐町など庄内地方には産直が30カ所近くあり、それぞれ特徴のある店作りをしています。特に、農家の主婦が自家用の野菜等を販売する鶴岡市羽黒町の「あねちゃの店」の店は、「アル・ケッチァーノ」の奥田シェフも愛用のお店。野や山や畑を巡って食材調達をするシェフですが、そこで手に入らなかった野菜や果物を探しに、ここに立ち寄ります。
種類豊富な上、何もかもが超新鮮で安いのがなんといっても最大の魅力。手作りの漬け物や乾物も売っています。お世辞にも立派な建物とはいえない納屋のような店ですが、それがまたいい味に。無造作に並んでいる農作物をながめていると、庄内の豊かさを実感します。
購入したものは宅配便で送ってくれるので、買った物を旅の間中持ち運ばなくていいのが助かります。電話やファックスで予算を伝えれば、内容はおまかせで旬の野菜や果物、山菜、キノコなどを送ってくれるので、ぜひ利用してみては。
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