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冷奴、鍋物、白和え……「豆腐」の使い分けできてる? 今さら聞けない「豆腐の選び方」をチェック!

意外と種類が多い「豆腐」。実は、料理に合った豆腐を選ぶだけで、仕上がりや食感がぐっと変わります。本記事では、絹ごし豆腐と木綿豆腐の基本の違いから、鍋用・麻婆豆腐用・炒め物用などの「料理専用豆腐」まで紹介。実際に作ってみた感想も交えながら、今さら聞けない豆腐の選び方を整理します。

撮影・文 伊東ししゃも

冷奴、鍋物、白和え……「豆腐」の使い分けできてる? 今さら聞けない「豆腐の選び方」をチェック!

スーパーの豆腐売り場にはいろんな種類の豆腐があるけれど、「いつも同じ豆腐を選んでしまう」「なんとなく値段だけで豆腐を選びがち」、そんな人はいませんか?

でも実は、豆腐は「使い分け」を知るだけで、いつもの料理がぐっとおいしく作りやすくなる食材。煮崩れしにくいもの、なめらかさを楽しむもの、味をしっかり受け止めるものなど、それぞれに得意分野があるんです。

今回は、「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」の違いから、最近増えている「料理専用豆腐」までをまとめてチェック。今さら聞けない豆腐選びの基本を、改めて整理してみましょう。

「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」の違い

つるんとなめらかな「絹ごし豆腐」
つるんとなめらかな「絹ごし豆腐」

食感が違うのは知っているけれど、そもそも「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」の違いとは? まずは今さら誰にも聞けないこんな疑問から。

実はこの2つの豆腐の違いは「作り方」にありました。

絹ごし豆腐は、豆乳ににがり(凝固剤)を加え、容器の中で固めて作ったもの。水分を多く含み、なめらかでやわらかな舌触りが特徴で、冷奴やサラダ、味噌汁の具など、口当たりのよさを楽しみたいときや、さっぱり仕上げたい料理に向いています。

ざらざらとした舌触りの「木綿豆腐」
ざらざらとした舌触りの「木綿豆腐」

一方で、木綿豆腐は豆乳ににがりを加えて固めたあと、一度崩して型に入れ、重しをかけて水分を抜いて作られます。そのため水分量が少なく、しっかりとした食感が特徴です。

水分が少なく形が崩れにくいので、加熱調理や味を含ませたい料理に向いています。肉じゃがなどの煮物や、豆腐ステーキ、炒め物、豆腐ハンバーグ、白和えなどにもいいですね。

調理中に扱いやすく、食べごたえが欲しいときにも頼れる存在です。

実は絹ごし豆腐でも木綿豆腐でもない! 「充填豆腐」とは?

冷奴、鍋物、白和え……「豆腐」の使い分けできてる? 今さら聞けない「豆腐の選び方」をチェック!

パックに水が入っている豆腐と、入っていない豆腐がありますよね。実はパックの中に水が入っていない豆腐は「充填豆腐(じゅうてんとうふ)」と呼ばれるもの。豆乳を容器に直接充填し、そのまま密閉して加熱・凝固させた豆腐です。

外気に触れにくい製法のため、比較的日持ちしやすいのが特徴です。また、水に浸さず密封されている分、余分な水分が少なく、味がぼやけにくいというメリットも。常備しやすく、開封してすぐ使える点から、忙しい日常向きの豆腐として支持されています。

一般的に充填豆腐と言えば、その製法ゆえに、つるんとした絹ごし豆腐が主でしたが、一部のメーカーからは「充填タイプの木綿豆腐」も発売されています。

料理や食卓シーンに特化した豆腐も続々登場中

料理や食卓シーンに特化した豆腐が増えています
料理や食卓シーンに特化した豆腐が増えています

従来、豆腐と言えば1丁=400グラムでの販売が基本。しかし近年はハーフサイズや3個パックの充填豆腐など、家庭での利用量に合わせた豆腐が幅広く販売されるようになりました。

また、最近は「この料理のため」に作られた、専用豆腐も増えています。失敗しにくく、仕上がりが安定するのがうれしいポイントです。ここではそんな気になる「料理専用豆腐」を5種、紹介します。

1.鍋専用で崩れにくい!/相模屋「国産大豆 鍋用とうふ」

煮物や鍋に入れても煮崩れしにくい「国産大豆 鍋用とうふ」159円(参考価格)
煮物や鍋に入れても煮崩れしにくい「国産大豆 鍋用とうふ」159円(参考価格)

鍋料理に豆腐を入れると、気づけば崩れて行方不明……。そんな経験がある人におすすめなのが、鍋専用豆腐。相模屋の「国産大豆 鍋用とうふ」は、煮物や鍋に入れても煮崩れしにくい設計。長時間火にかけても形が保たれやすいのが特徴です。

なめらかさともちっとした弾力のバランスがよく、寄せ鍋や湯豆腐はもちろん、すき焼き風の味付けにも使いやすそう。実際、ぐつぐつ煮込んでも崩れず、形を保っていました。ややもっちりした食べごたえで、今まで「鍋のわき役」だった豆腐が一気に主役級に。

こちらの商品は秋冬限定かつ、東日本限定での販売。西日本では、より西日本の食卓に合った「まろやか 鍋用とうふ」が販売されています。ぜひお住まいの地域の豆腐を確認してみて。

鍋に入れても崩れにくい絹ごし豆腐
鍋に入れても崩れにくい絹ごし豆腐
実際、ぐつぐつ煮込んでも本当に崩れませんでした…!
実際、ぐつぐつ煮込んでも本当に崩れませんでした…!
鍋に入れても崩れにくい絹ごし豆腐
実際、ぐつぐつ煮込んでも本当に崩れませんでした…!

2.麻婆豆腐専用はソースもしっかり絡む/相模屋「とろける麻婆豆腐専用 木綿」

煮崩れしにくく、中はとろり仕立ての「とろける麻婆豆腐専用 木綿」138円(参考価格)
煮崩れしにくく、中はとろり仕立ての「とろける麻婆豆腐専用 木綿」138円(参考価格)

麻婆豆腐は、実は豆腐選びで仕上がりが大きく変わる料理。相模屋の「とろける麻婆豆腐専用 木綿」は、麻婆ソースが絡むように外側は凹凸のある木綿仕様。中はとろっとやわらかな絹ごし仕様で、食感の違いを楽しめるように仕上げられています。煮込んでも崩れにくく、口に入れた瞬間のとろけ感も両立しています。

あらかじめ豆腐がカットされているのも特徴のひとつ。麻婆豆腐を作る時に包丁を使う必要がなく、パパッと作れるのでうれしいです。手間をかけずに麻婆豆腐を作ることができました。

こちらは東日本限定の商品で、西日本では「とろける麻婆豆腐専用 絹」を販売。外側の食感や中のとろみの違いは、実は地域の味の好みを反映しているそうです。こういう小さな発見も、スーパーで豆腐を手に取るときの楽しみになりそうですよね。

豆腐があらかじめカットされているのもポイント
豆腐があらかじめカットされているのもポイント
ソースがしっかり絡んだ絶品の麻婆豆腐が簡単に作れました
ソースがしっかり絡んだ絶品の麻婆豆腐が簡単に作れました
豆腐があらかじめカットされているのもポイント
ソースがしっかり絡んだ絶品の麻婆豆腐が簡単に作れました

3.炒めものにぴったりの豆腐/ヤシマ食品「肉と油のための 崩れない もち甘とうふ」

炒めものに特化した「肉と油のための 崩れない もち甘とうふ」324円(参考価格)
炒めものに特化した「肉と油のための 崩れない もち甘とうふ」324円(参考価格)

炒め物で豆腐が崩れてしまう問題に正面から向き合った、ヤシマ食品の「肉と油のための 崩れない もち甘とうふ」。高火力の中華鍋で調理しても形が保たれ、木綿豆腐とは異なる、もちっとした独特の食感が楽しめる充填豆腐です。

カットしたときに気付く独特の弾力と、フライパンを揺すっても崩れない強さに驚き。高い濃度の豆乳でつくられた豆腐は、しっかりと濃厚で、味の濃い料理でも負けないおいしさです。

今回は純粋に豆腐のもっちり感や甘みを体感するために、豆腐を焼いて醤油で味付けた「豆腐ステーキ」を作ってみましたが、肉豆腐やゴーヤチャンプルーなど、しっかりした味わいの具材との組み合わせもおすすすめだそうですよ。崩れにくいので揚げ出し豆腐などを作るのにも便利そうです。

全く崩れていない豆腐ステーキ。おいしくできました
全く崩れていない豆腐ステーキ。おいしくできました
カットしたときに感じるもちっとした弾力
カットしたときに感じるもちっとした弾力
肉豆腐などにもおすすめ
肉豆腐などにもおすすめ
ゴーヤチャンプルーでも豆腐の存在感が際立ちます
ゴーヤチャンプルーでも豆腐の存在感が際立ちます
ちょっとしたおつまみにも便利な肉巻き豆腐
ちょっとしたおつまみにも便利な肉巻き豆腐
全く崩れていない豆腐ステーキ。おいしくできました
カットしたときに感じるもちっとした弾力
肉豆腐などにもおすすめ
ゴーヤチャンプルーでも豆腐の存在感が際立ちます
ちょっとしたおつまみにも便利な肉巻き豆腐

4.スンドゥブ専用、だけどそのまま食べてもおいしい!/ヤシマ食品「スンドゥブ専用 柚子香る コク甘とうふ」

柚子の風味が効いた「スンドゥブ専用 柚子香る コク甘とうふ」324円(参考価格)
柚子の風味が効いた「スンドゥブ専用 柚子香る コク甘とうふ」324円(参考価格)

ヤシマ食品の「スンドゥブ専用 柚子香る コク甘とうふ」は、その名の通りスンドゥブ用として登場した、少し珍しい変わり種豆腐です。

ポイントは豆腐にほんのりと柚子の香りがついていること。糖度の高い大豆を使ったほんのり甘めの豆腐で、柚子がスンドゥブの旨みを引き出します。豆腐を崩して食べるスンドゥブの特性に合わせて、にがり少なめでやわらかなテクスチャに仕上げています。

つるんとやわらかで、柚子の存在感を後味に感じられる豆腐は、スンドゥブはもちろんのこと、湯豆腐や冷奴で食べても絶品。あと引くおいしさの豆腐でした。

「スンドゥブ専用 柚子香る コク甘とうふ」は、そのまま食べても絶品
「スンドゥブ専用 柚子香る コク甘とうふ」は、そのまま食べても絶品
スンドゥブ調理例。辛みの中に柚子のアクセントを効かせて上品に
スンドゥブ調理例。辛みの中に柚子のアクセントを効かせて上品に
「スンドゥブ専用 柚子香る コク甘とうふ」は、そのまま食べても絶品
スンドゥブ調理例。辛みの中に柚子のアクセントを効かせて上品に

5.パックからすぐに食卓へ/男前豆腐店「豆皿豆腐」

豆皿にぴったりのサイズ感がうれしい「豆皿豆腐」154円(希望小売価格)
豆皿にぴったりのサイズ感がうれしい「豆皿豆腐」154円(希望小売価格)

「少しだけ冷奴が食べたい」「洗い物を増やしたくない」そんなときに便利なのが、最初から小分けされた、男前豆腐店の「豆皿豆腐」です。まさに豆皿にぴったりのサイズ感で、あと一品欲しいときにも重宝します。充填豆腐なので水切りの必要もありません。

パックから出して薬味をのせるだけで完成する手軽さは、忙しい日の強い味方。ほかにも、キムチをのせたり野菜をのせたりと、冷奴のアレンジも自在です。ちょっとずつの量だから、気軽なアレンジも試せそう。

8個セットなので「今日は豆腐に何をのせようか」と考えるのも楽しいひととき。もちろん1日にいろんな味を複数試してみてもいいですね。

薬味をのせるだけで楽しめる「豆皿豆腐」
薬味をのせるだけで楽しめる「豆皿豆腐」
アレンジも広がります。写真左から時計回りに「小ねぎ+しょうが」「柚子胡椒+小えび」「ごま昆布」「キムチ+ごま油」
アレンジも広がります。写真左から時計回りに「小ねぎ+しょうが」「柚子胡椒+小えび」「ごま昆布」「キムチ+ごま油」
薬味をのせるだけで楽しめる「豆皿豆腐」
アレンジも広がります。写真左から時計回りに「小ねぎ+しょうが」「柚子胡椒+小えび」「ごま昆布」「キムチ+ごま油」

豆腐は“いつもの食材”だからこそ、なんとなく選びがち。でも少し意識して選ぶだけで、料理の仕上がりや満足感は大きく変わります。

次に豆腐売り場に立ったときは、「今日はどんな料理に使おう?」とちょっと想像してみてください。お気に入りの豆腐を見つける楽しみも増えて、毎日の食卓が少しだけワクワクするかもしれませんよ。

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