4つの仕組みを応用してクローゼット、娘の机も、実践レッスン
プロの技術が導く片づけの実録をここに! イラストレーターの大石さちよさんの家の片付けの悩みを整理収納コンサルタントの須藤昌子さんが解決します。
撮影・青木和義 イラストレーション・大石さちよ 構成&文・堀越和幸
4つの片づく仕組み
1.使うか使わないかを決める。
2.使うものの居場所を作る。
3.見渡せるよう使うものを整理する。
4.使うものの収納には空きを作る。
4つの仕組みをクローゼット、娘の机にも応用。
ギュウ詰めだった服たちの居場所をきちんと定める。
最難関の台所を片づけたら、同じく4つの仕組みでクローゼットにもチャレンジをしてみる。大石さんはかつて洋服のデザインをしていたことがあり、その頃の思い出を伴って捨てることのできない服も多い。
「これでも昨年末にだいぶ減らしたのですが、最初は収まっていたのがいつの間にか溢れ出してしまって」
ここでも大切なのは実際に着ている服の選別だ。どうしても迷うものは“一時避難箱”を作って先送りしてもいい。が、とにかく仕分ける。
「自重が支えきれずにつぶれかかっている収納ケースは引き出し操作が軽いタイプに替えて、アイテムごとにグルーピング。それを大石さん、夫、娘さん用の列に分けてみました」
棚の上のケースには、夏掛けの布団やあまり着ていない衣類を収納。使用したのは〈イケア〉のスクッブ収納ケース。
軽量で堅牢、レール付きなので引き出しやすい、〈天馬Fits〉のユニットケース。
そして、家族みんなでクローゼットをストレスなく使えるように、今回は扉を外すという案も試された。
「引き戸式の扉はどうしても中心部に死角ができ使いづらくなる。これだと全面活用できます」(須藤さん)
ポールなどの空いた場所には成長した娘の制服や洋服もかけられる。
01 / 02
広告