“おきゃく文化”が隅々まで行き届く、OMO7高知 by 星野リゾートでのホテルステイ
写真・太田太朗 文・保手濱奈美
木材がふんだんに使われた温かな空間
高知駅から路面電車に揺られて10分ほど。「菜園場町」駅を降りると目に入る、ひときわ背の高い建物が、「OMO7高知 by 星野リゾート」。高知県の中心的なエリアに位置する、観光に便利な立地です。
ホテルの中には、高知の歴史や文化が感じられる工夫がそこかしこに。エントランスでは、四国にルーツを持つ土佐犬を象った木彫りのマスコットがお出迎え。高知県は杉や檜の名産地であることから、館内の至るところに木材が使われていて、温かな雰囲気が感じられます。
1階のレセプション横には、天井まで届くほどの大きさの「Go-KINJO Map(ご近所マップ)」なるボードが。そこには、スタッフが自らの足で集めたという、おいしいお店などホテル近隣のおすすめ情報が、びっしりと掲示されています。街歩きが楽しみになる、嬉しい心遣いです。
“マイ皿鉢”で郷土料理を味わい尽くす
夕食は、ビュッフェスタイル。カツオやサバ、きびなごといった海の幸や、さつまいも、かぼちゃなどを使った郷土料理が、「皿鉢料理」に見立てた丸いテーブルのうえに、目にも鮮やかに並びます。皿鉢料理とは、高知の人たちが宴会で振る舞う料理のことで、大皿にさまざまな料理を盛りつけるのが特徴とのこと。そんな皿鉢料理を再現するべく、ビュッフェテーブルから自分の好きなものを選んで“マイ皿鉢”を作るのも楽しみの一つです。
なかでもメインディッシュといえるのが、土佐料理の代名詞でもある「藁焼きカツオのたたき」。藁による強火でカツオの表面を一気に焼き上げ、外はふわっと香ばしく、中は刺身のまま味わうというもの。目の前で焼いてくれるので、迫力も満点です。
そして、夕食のあとに開催されるのが、「よさこい楽宴LIVE」。高知の夏の風物詩である、よさこい祭りを体感できるショーで、踊り手はなんとホテルのスタッフのみなさん! オリジナルの振付と楽曲ではつらつと踊る姿や掛け声合わせて、観客は手渡された鳴子を振り、会場は次第にボルテージアップ。その場にいる全員が一体となって盛り上がります。
地元の食文化に触れる朝の街路市へ
高知の魅力を体感できるアクティビティは、ほかにもいろいろあります。その一つが、木曜朝に開催される「ちっくと食べやぁ、グルメな木曜市ツアー」。高知で100年ほどの歴史を持つ街路市を、地元に精通したスタッフが案内してくれます。その活気ある様子を見るのはもちろん、途中、ローカルフードの試食もあり。充実した朝のひとときが過ごせるはずです。
一見さんではわからない、高知の魅力を深掘りできる。そんな旅を楽しみたい人に、「OMO7高知 by 星野リゾート」はピッタリです。
「OMO7高知 by 星野リゾート」
住所:高知県高知市九反田9-15
宿泊予約TEL:050-3134-8095
料金:1泊1室53,000円~(2名1室利用時、夕朝食付き)
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