健康運、勝負運…上げたい運気別の「奇門遁甲」吉方位おでかけガイド
イラストレーション・いいあい 文・松本あかね
魅力運UPには東へ
エレガントな大人の魅力が花開く。フレッシュな食べ物や新しい下着も鍵。
吉方位は【甲(きのえ)】
甲(’25年初めは東の方角)は「高い地位や出世へ導く」方位。上昇志向を刺激。「魅力」「勝利」の運気も。
十干の中でも吉格にあたる甲。この方位を使うと、社会的地位の向上や名声をもたらし、ふさわしい品格が自ずと身につきます。年明けから2月3日まではこれに「魅力」「勝利」の気が加わり、ライバルたちを後ろ目に活躍できる特別なタイミング。例えば同窓会では1ランク上のエレガントな魅力で一目おかれるなど、日頃の意識や努力がおおいに報われるはず。
この吉方位へ出かけたら、美術館へ行く、エステで施術を受けるなど、美や美容にまつわる機会を持つとよいでしょう。五行では木の性質を持ち、水が吉なのでスパに行くのもおすすめ。また八門でいうと「活き活きした」「新しさ」を象徴する「生門」にあたるため、生野菜、刺身などフレッシュなものを食べたり、新しい服、特に下着類を新調して出かけるとなおよし。
一方、魅力が増すと年下の人に慕われ、時にはすがられて困ることも。それが運気自体を下げることはありませんが、早めに距離をおくなど良識的な対処でトラブルを避けましょう。
\開運行動/
吉方位に美術館があればぜひ立ち寄って。純粋な美のパワーに触れ、内側から輝かせてくれる気に浸りたい。
直接肌に触れる下着は新しいものを。あふれる魅力とともに品格を高め、成功する気を呼び込んでくれる。
健康運UPには南東へ
自分自身と家族の健康を願うなら。あなたの心身の安らぎにより周りも幸福に。
吉方位は【乙(きのと)】
乙(’25年初めは南東)は「調和・安定」の方位。家庭が安定し病の治癒も。温和さが備わり家族と穏やかな関係に。
この方位には近所でよいので足繁く通うと、自分自身や身内に降りかかる病気や怪我を未然に防ぐことができます。散歩や買い物などの機会で充分ですが、同じ公園やスーパーに限らず、いろいろな場所に足を運び、異なる気を浴びるのがポイントです。
八門に「閉じる」という意の「杜門」がある影響で、交際を広げるより旧交を温める、最先端より古きものに学ぶ姿勢が大切に。旅先として古都や神社仏閣がおすすめです。また乙の方位は、甲と同じく五行でいう木の性質があるため、神社の柱や樹齢の高い木から気を補いましょう。温泉でお酒を楽しむなど木と相性のよい水のエレメントにも触れることも吉。ただ辛い食べ物はこうしたよい関係を壊してしまう可能性があるので避けること。
旅の同伴者には女性の旧友がぴったり。中年期の女性が「求安」の気をめきめき高めてくれるので、旅先で出会ったらどんどん話しかけて。注意点はお人好しの傾向が強まること。頼まれごとは安易に引き受けないように。
\開運行動/
この方位の古都、歴史ある神社仏閣を訪れて、御神木に挨拶を。触れていい場合は気を吸収する左手で。
五行でいうと木と水は相生の関係。水の要素である温泉には、乙の方位の効果を高めるメリットも。
金運UPには北西へ
マネーリテラシーが向上。商売勘が冴え渡り、蓄財スキルがアップ。
吉方位は【丁(ひのと)】
丁(’25年初めは北西)は「求智の方位」と呼ばれ、知恵を授かり頭が切れるように。出世も商売の成功も叶う。
吉方位にはいわゆる金運を呼ぶ「求財の方位」もありますが、’25年の年明けの期間は、知恵や頭脳のキレを授かる丁の方位を使うことによって、お金が入ってくる運気です。運用やコストカットなど、お金を適材適所に使うことがうまくなる、市場のニーズをいち早く察知し投資に成功するなど、お金を知る、稼ぐ、運用する総力戦でお金との相性を高めることができるでしょう。またマネーリテラシーが上がることで詐欺などの被害も避けられます。
八門に「開門」があることから、いろいろなお店に顔を出す、仲間を増やすといった外向きの行動が功を奏します。旅先ではホテルにこもるより、ウインドーショッピングをして刺激を受けましょう。また丁は火の性質を持つことから、赤・オレンジ系の衣類や小物を身につけていくのがおすすめです。
一方で頭が冴えるあまり、クールな突っ込みで周りを戸惑わせたり反感を買うことも。批評や分析は自分の中で完結し、将来に広がる可能性を阻害しないよう自分を律して。
\開運行動/
旅先ではホテルにこもらず、火のイメージの赤・オレンジ系の服や小物を身につけて出かけよう。
普段は入らないお店も覗いてみる。立地やコンセプト、ディスプレイなどに目を光らせてみて。
勝負運UPには南西へ
若者の街で刺激を受けよう。エネルギッシュな気が勝利への扉を開く。
吉方位は【壬(みずのえ)】
壬(’25年初めは南西)は競争や受験など「勝負に勝つ」方位。人事を尽くした上で運を味方につけることができる。
ライバルを制し、勝利や合格を勝ち取る吉方位。練習や勉強など努力を重ねて、あとは試合や試験当日のコンディション次第というとき、勝負運を引き寄せる壬の方位を使いましょう。
方位盤の八門は「生門」。そこで自分にとって新しさと出合える場所に足を運ぶことが良い気をもたらします。若者の集まる街へ行って刺激を受けましょう。そして全く未知の分野というよりは、自分の目的に沿った知見の得られる場所、例えば本屋などへ行くとよいのです。またファストファッションよりハイブランドの店へ。前者は合理的な経営方針で成功していますが、この時期の方位では合理性、要領のよさを象徴する場へ赴くより、後者で勝ち組の気を浴びるほうがバランスをとることができます。
買い物をするなら、貴金属などキラキラしたアクセサリーや鉱石などがおすすめ。この吉方位が持つ「求勝」の力を金のエレメントが高めてくれます。お土産として受験生に渡しても効果を発揮します。
\開運行動/
貴金属のアクセサリーを身につけていくのもOK。もし旅先で気に入ったものがあれば購入すると吉。
選書の光る独立系書店や感度の高い若者が利用する書店で、興味のある分野の新しい知見を深めて。
『クロワッサン』1132号より
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