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鶏むねときのこ、プチトマトのチーズ煮【市瀬悦子さんの失敗知らずの重ね煮レシピ】

素材を切って重ねて、蓋をして火にかける重ね煮。プロセスはほぼ3つのみ、なのにここまでおいしいなんて!と驚くことうけあいです。

撮影・小林キユウ スタイリング・中村弘子 文・長谷川未緒 撮影協力・UTUWA

鶏むねときのこ、プチトマトのチーズ煮

鶏むねときのこ、プチトマトのチーズ煮【市瀬悦子さんの失敗知らずの重ね煮レシピ】
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鶏むねときのこ、プチトマトのチーズ煮【市瀬悦子さんの失敗知らずの重ね煮レシピ】
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おもてなしやパーティにも。ワインが進む洋風重ね煮。

とろけるチーズであっさりした鶏肉にコクが加わり、子どもも喜びそうな味。きのこの滋味深さとプチトマトの甘酸っぱさも全体を引き立て、華やかでごちそう感のあるひと皿に。

【材料(2人分)】
鶏むね肉(皮なし)1枚(250g)
しめじ 大1パック(150g)
まいたけ 大1パック(150g)
プチトマト 8個
ピザ用チーズ 50g 
塩 小さじ1/3
A[粗びき黒こしょう 少々 塩 小さじ1/3]
水 100ml

【作り方】
1.
鍋に、小房に分けたしめじ、小さく分けたまいたけ、ヘタを取ったプチトマトの順に入れて塩をふる。
2.鶏肉をひと口大のそぎ切りにしてAをまぶし、1に入れ、ピザ用チーズをのせる。
3.鍋のフチから水を回し入れて中火にかけ、煮立ったら蓋をして8分ほど煮る。


料理研究家の市瀬悦子さんが紹介してくれたのは、食材の選び方や切り方等の工夫で、長時間煮込まなくてもおいしく作れる重ね煮料理の数々だ。

「下味をつけた肉や魚を野菜の上に広げ、最小限の水分を加えて蒸し煮にします。この水分量は何度も試作を重ねて調整していますから、守っていただけるとうれしいです。肉や魚から出る旨みが全体に行き渡り、野菜もたっぷりいただけますよ」

作り方はいたって簡単。材料を煮えにくい野菜から順に鍋に重ね入れたら、最初は蓋を開けたまま加熱し、煮立ったら蓋をして10分ほど煮込めば完成だ。火加減や調味料を加えるタイミングなどを気にしなくていいため、気持ちがラク。朝、朝食やお弁当を作るついでに仕込み、冷蔵庫に鍋ごと入れておいて、帰宅後に煮て食べることも可能。その場合は、レシピの最後に加える水分を火にかける直前に加えよう。先に鍋に入れておくと、野菜がくったりしすぎてしまうからだ。

「鍋ひとつで調理するので洗い物が少なくて済み、蓋をして煮るのでキッチンも汚れにくい。忙しい日のお助け料理としてぜひ活用してください!」

蓋がぴったり閉まるタイプの鍋を使うこと。2人分なら直径20〜22cmの鍋が最適。
蓋がぴったり閉まるタイプの鍋を使うこと。2人分なら直径20〜22cmの鍋が最適。

重ね煮のルール

⚫︎煮えにくい野菜が下、肉・魚は上に。

⚫︎水の量はきちんと量る。

⚫︎火が通りやすいよう切り方を工夫する。

じゃがいもは1.5cmの厚さ、鶏むね肉はそぎ切りに。
じゃがいもは1.5cmの厚さ、鶏むね肉はそぎ切りに。
  • 市瀬悦子

    市瀬悦子 さん (いちせ・えつこ)

    料理研究家

    食品メーカーに勤務後、料理研究家のアシスタントを経て独立。『目で見てわかる!「材料入れて煮るだけ」レシピ』(主婦と生活社)など著書多数。

『クロワッサン』1129号より

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