キャベツを無駄なくおいしく使い切るコツとおすすめレシピ。
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・小林マキ 構成&文・中條裕子
キャベツはやわらかな上部と歯応えのある下の部分を分けて下ごしらえ。
キャベツは太い葉脈の軸が入らないやわらかな上部と、その下の部分とに分ける。そのまま食べたい頭の部分は、芯の硬いところが入らないよう横に切って千切りに。下の部分は、硬い芯から葉脈に沿って包丁を入れて2等分。その後どう展開するかで、ざく切りにしたり細切りにしたり、切り方を決める。今回はざく切りにして塩揉みと塩茹でにした。
千切りキャベツ
キャベツ(上部)は千切りにし、水につけてパリッとさせ、よく水気をきって保存袋などに入れて冷蔵庫で保存する。少し長めに保存したい場合は軽く塩をしておくとよい。塩をした千切りキャベツは、コールスローやスープの具として使える。
【保存期間】冷蔵庫で1〜2日ぐらい。
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千切りキャベツのサラダ
【材料(作りやすい分量)】
千切りキャベツ・千切りにんじん・油揚げ・醤油・ごま油 各適量
【作り方】
1.千切りキャベツ適量に、千切りにんじん少々を合わせる。
2.油揚げを細切りにしてフライパンで空炒りし、カリッと香ばしく焼く。
3.醤油とごま油は同量を合わせておく。
4.器に1をふんわりと盛り付け、油揚げをちらし、食べる直前に3を回しかける。
※トッピングは油揚げのほか、海苔、じゃこ、おかか、ごま、梅干しなどがおすすめ。味も特に決まりなく、酢醤油、ポン酢、酢だけ、醤油だけ、好みのドレッシングで食べる。
塩茹でキャベツ
キャベツ(下部分の1/2量)はざく切りにし、外葉と芯の薄切りを加え、塩茹でに。そのまま和えものにしたり、サラダやおひたし、味噌汁の具に使えるほか、炒めものなどにも。
【保存期間】冷蔵庫で3〜4日。
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茹でキャベツの梅和え
【材料(2人分)】
塩茹でキャベツ 150g
梅干し 1個
みりん・薄口醤油 各少々
削り節 適量
【作り方】
1.梅干しは種を取って果肉をたたく。
2.ボウルに水気を軽く絞った塩茹でキャベツを入れ、梅肉と種を加えて和える。味をみながらみりんと薄口醤油を加えてととのえる。
3.種を除いて器に盛り付け、削り節をちらす。
塩揉みキャベツ
キャベツ(下部分の1/2量)はざく切りにし、生のまま重量の1%の塩をまぶしてポリ袋に入れ、袋の上から揉み込む。旨みが出るので煮込みやスープ、炒めもののほか、浅漬けなどにアレンジ。
【保存期間】冷蔵庫で3〜4日。
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塩揉みキャベツでスープ
【材料(2人分)】
塩揉みキャベツ 150g
塊またはスライスのベーコン 50g(7〜8mm角に切る)
にんにく 1/2かけ(粗みじん切り)
ミニトマト 4個
塩 適量
薄口醤油 少々
オリーブオイル 大さじ1と1/2
【作り方】
1.鍋ににんにくとオリーブオイルを入れ、弱火でにんにくが色づくまで炒める。
2.水気を絞らないままのキャベツとベーコンを加えて炒め合わせ、全体にオイルがからんだら水2と1/2カップを入れて煮る。
3.キャベツがやわらかくなったらトマトを加えてひと煮し、味をみて塩と薄口醤油でととのえる。
※塩キャベツとベーコンから味が出るので、必ず味見をしてからととのえる。
『クロワッサン』1117号より