くらし

たくさんある格安SIMの選び方と契約時の注意【得する!大人のスマホ活用術】

固定費を削減するには携帯電話を格安SIMに乗り換えてみては? 前回に続き、ファイナンシャルプランナーの横川楓さんに、乗り換え時の選択基準や、契約時に気をつけたいことなどを聞いた。
  • イラストレーション・死後くん 文・長谷川未緒

クロワッサンの読者におすすめの格安SIMは?

たくさんある格安SIM事業者の中から最適なものを選ぶのは至難の業だから、いくつか絞って紹介しよう。

「何を重視するかによって変わりますが、対面でサポートを受けたいなら、実店舗が多いのは楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイル。お近くにイオンがあるなら、買い物ついでに相談できるイオンモバイルもいいでしょう。
対面サポートはありませんが、LINEをよく使う人や、とにかく安く使いたい人にはLINEMO(ラインモ)。たくさん通話するなら楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイル、ahamo(アハモ)などがおすすめです。ポイントを貯めている場合、楽天なら楽天モバイル、PayPayならワイモバイルとグループでまとめると、効率よくポイントを貯められます」

まだまだある! 契約前に気をつけたいふたつのこと。

格安SIMは大手キャリアと比べ携帯料金が安く済むわけだが、デメリットもあるので契約する前に確認しよう。

「ひとつ目はキャリアごとに扱っている携帯電話の機種が違うので、使いたい機種が明確にある場合、事前に扱いがあるかどうか確かめましょう。ふたつ目はお住まいのエリアで回線が安定しているかどうか。最近は大手キャリアと格安SIMの間でそれほど違いはありませんが、心配なら大手キャリアが提供する格安SIMにすると安定傾向にあります」

各種プランの中から、最適なプランを選ぶ方法は?

「基本的にはいま使っている携帯電話の通話時間や通信量に合うプランを選ぶといいでしょう。乗り換えによるストレスを感じずに使い続けることができます。シニア割があったり、特定のクレジットカードで決済すると割引になったり、家族で同じプランに加入すると月額がさらに安く済んだり。各社さまざまなプランを実施していますので、ご自身のライフスタイルに合うプランを探してみるのもおすすめです」

格安SIMをもっと安く使う方法。

携帯電話料金をさらに下げたい場合、次のようなことを試してみるといい。

「通話は、かけ放題プランにするのではなく、LINEやフェイスブックメッセンジャーなどの音声通話やビデオ通話の利用がおすすめです。その際、データ通信量を増やさないように、Wi-Fiの利用を。
また、1000円などと予算を決めてプラン契約するのも手。通話や動画視聴などを減らさなければならないかもしれませんが、生活習慣を変えることも節約に必要な場合があります。携帯電話の新機種が出るたびに新しいプランが出るので、面倒くさがらずにプランの見直しをするといいですよ。携帯電話料金の支払いは毎月のことなので、効果が目に見えてわかり、楽しくなってくるはずです」

横川 楓

教えてくれた人

横川 楓 さん (よこかわ・かえで)

一般社団法人日本金融教育推進協会代表理事

「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーに活動中。

『クロワッサン』1115号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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