携帯料金の節約に格安SIM、乗り換えは難しい?【得する!大人のスマホ活用術】
イラストレーション・死後くん 文・長谷川未緒
まずは料金プランやオプションの見直しを。
それほど電話をかけないのにかけ放題にしていたり、使わないオプションをつけていたりする場合、見直すだけで節約に。
「自分がどんなプランに入っているかは、通信会社のマイページや公式アプリから確認できます。会員登録が面倒な人やパスワードを忘れてしまった人は、店舗に出向くか、お客様サポートに電話を。その際、自分の使い方に合ったプランに変更したら、どのくらい節約になるか確認しましょう」
さらに安くしたい場合、格安SIMへの乗り換えも。
契約内容を見直しても月額料金がそれほど変わらないときは、格安SIMへの乗り換えを検討したい。SIMとは携帯にセットされているICカードで、契約を格安SIM会社に変えることで、通話や通信が安く利用できる。
「大手3キャリアといわれるNTTドコモ、au(KDDIグループ)、ソフトバンクの月額料金の平均額はおよそ1万円。一方、格安SIMなら3〜5千円台で済むことも。検討しない手はありません!」
乗り換えにかかる費用は? 電話番号は変わるの?
以前は契約から2年以内の解約で、高額な解約金がかかる「2年縛り」があったが……。
「法改正で2019年10月以降のプランでは解約金に上限が設定され、千円程度に。ただし、それ以前に結んだ契約には上限を超える条件が残っている場合もあるので確認を。電話番号は、モバイル・ナンバー・ポータビリティ(略してMNP)の利用で引き継げます。末尾が@docomo.ne.jpなどのキャリアメールも持ち運べますが、月額料金がかかるので、Gmailなどのフリーメール利用がおすすめです」
格安SIM、お得そうだが自分で調べるのは面倒!
格安SIMはウェブ上でしか契約できないと思いきや、中には店舗がある会社もある。
「ソフトバンク系のワイモバイル、au系のUQモバイル、楽天モバイルなどは比較的店舗数が多いですし、大手家電量販店でも格安SIMの取り扱いがあります。店舗はテナント料や人件費がかかるため、全ての手続きがウェブ上で完結する格安SIMに比べると割高なこともありますが、話だけ聞いてやめてもいいですし、初めて格安SIMを使う場合、対面で相談できるのは安心です」
なお、通信キャリアから購入したスマートフォンは、その会社のSIMしか使えない
「SIMロック」がかかっていることがある。今契約中の携帯会社で確認し、ロックがかかっている場合は事前に解除しよう。また、電話番号をそのまま引き継ぎたいときは、契約中の携帯キャリアでMNP予約番号の取得を。予約番号取得後15日以内に乗り換える必要があるので、乗り換え先を決めてから取得してもいいだろう。
『クロワッサン』1113号より
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