災害時、家族で決めておく連絡手段は3つ以上持とう。
各地で防災セミナーを開催しているNPO法人プラス・アーツの小倉丈佳さんに、押さえておくべき防災の知恵を聞きました。
撮影・三東サイ イラストレーション・山口正児 文・一澤ひらり
大規模災害では携帯電話も固定電話もつながりにくくなる。家族との連絡方法を決めておくことは最重要事項だ。
「SNSは比較的つながりやすいといわれてきましたが、災害時は何が起こるかわからないので、3つ以上の手段と優先順位を家族で決めておくことが大切です。おすすめはLINEで家族グループを作ること。普段からやりとりしていれば災害時にも慌てず使えます。LINEがつながらない時は、安否確認ができる災害用伝言ダイヤル。
家族の誰の番号に伝言を残すか決めておきます。毎月1日と15日に体験利用できるので、ぜひ試してみてください。電話系が使えない時は手書きのメモ。『玄関ドアの内側に貼る』など、伝言を残す場所を決めましょう」
災害用伝言ダイヤルは毎月1日、15日などの体験利用日があるので試してみよう。
『クロワッサン』1100号より