塩焼きや味噌煮でおなじみのサバ。実は、漁業大国ノルウェーを代表するシーフードの一つだ。高品質でおいしいノルウェーサバは日本にも多く輸入されていて、特に塩サバは店に並ぶ約70%がノルウェー産なのだとか。
9〜11月はサバの漁獲量がもっとも多い時季、つまり旬で、この時季の脂肪含有量は約30%(脂肪分が少ない時季の10倍)にもなる。ノルウェーでは、ベストシーズンに当たるこの時季に集中して漁をすることで、サステナブルな漁業を続けているという。近海で水揚げされたサバは、最先端技術を持つ港で新鮮なうちに加工、冷凍され、高い品質を保って日本に届けられるので、私たちはいつでも旬のおいしさを味わえるというわけだ。
そんなサバの脂には、話題の栄養素、オメガ-3脂肪酸が含まれていることに注目! 人の体内では作り出せないオメガ-3脂肪酸を摂れる、貴重な天然食材でもある。
「おいしくて手頃で、栄養価も高いので、わが家の食卓にもよく登場します。シンプルな調理で食べられる塩サバを使えば、味がしっかり決まりますよ」と、料理家の大橋みちこさん。
今回提案する、新たな和風・洋風のレシピで、ノルウェーサバを日々の食事にもっと取り入れていきたい。