片づけと掃除は連動している、と知的家事プロデューサーの本間朝子さんはキッパリと断言する。
「散らかっていればそこに汚れが溜まるし、片づいていれば掃除もしやすい。汚れないよう、散らからないようにする、予防掃除と予防片づけの仕組みを作ることが水回りでは大切です」
コンパクトな空間で、洗面、洗濯、入浴、着替えといったさまざまな動作を行う場所ゆえに、散らかりがちな洗面・脱衣所。面倒に感じず、簡単に使ったものを戻せるような工夫をあちこちにしている。
たとえば、洗濯機周り。洗って干す、しまうといった動線がスムーズにいくように使うものを配置。洗面台も上にはモノを置かず、ヌメヌメ、ベタベタとは一切無縁に。
「使っていて不便だなと感じたり、散らかる、汚れが溜まる場合は何かしら原因があるので、見直す余地がある。自分に合うかどうか考えながら仕組みを作っていくのがよいかと思います」