最近ツイてないなと思ったら、お祓い&厄落としで解消を。
日々の厄はその都度解消! イラストレーターの平松昭子さんと、まずはお祓いを体験しに行ってきました。
撮影・小川朋央 イラストレーション・平松昭子 文・小沢緑子
平松昭子さんが参拝したのは、東京・日本橋室町にある福徳神社。
「厄年のときだけに限らず、何か心配事があったり、運気がよくないと思うことがあれば、気軽に厄災難除け(厄除け)のお祓いを受けてみてはいかがでしょう。お願いをしたい内容に沿って、『それら厄災を取り除いて安心して過ごせるようにお守りください』と、神様にお取り次ぎをするのが私たちの役目です」と、禰宜(ねぎ)の伊久裕之さん。
ここで平松さんからひとつ質問が。
「小さい頃からお寺での祈祷は家族で出かけていましたが、神社で受けるのは初めて。作法は違うのですか?」
「大切なのは願主(がんしゅ)さんの熱意です。手順や作法は必要なときに声をかけますから、神様へのお祈りに集中することが大切です」(伊久さん)
厄除け祈願は、開始を知らせる太鼓の後、下の手順で進む。終了後、
「とても気持ちが上がりました。受け身ではなく、願主の熱意が何よりも大切と教えていただいたせいか、今日は神様により近づけた気がします」と平松さんの表情もすっきり晴れ晴れ。
1.お祓い
授与所で申込用紙に記入し、初穂料を納めてから拝殿に上がる(素足は厳禁、靴下などを着用)。
神職が「厄災難除けを執り行います」と告げ、太鼓を叩く号鼓(ごうご)の後、大麻(おおぬさ)を振って身を清める。
2.祝詞
祈願の内容を織り込んだ祝詞を奏上する。「祝詞は願い事の内容で変わりますから、遠慮せず『こんな心配事があって祈願をしたい』と事前にしっかり相談されることをおすすめします」(伊久さん)
3.玉串拝礼
願主が神様へのお供えものの玉串を捧げる(神社により異なる)。祈りを込めながら、玉串を右回りに神様側に向けてお供えする。
「神職さんが指示してくれたので、心穏やかに祈念できました」(平松さん)
4.お神札(しんさつ)・お守り授与
願主が二拝二拍手一拝をして下がった後、神職が太鼓を叩いて終了。
神前から下げたお供えものは願主に渡される。「こんなにたくさんいただけてとてもうれしい気持ちになりました」(平松さん)
『クロワッサン』1084号より