もとは80年代、香港の高級レストランがデザートとして売り出したメニュー。個性的な名前は、昔、観音さまが干ばつに苦しむ村に楊柳の枝で水を撒いて救ったという言い伝えから。その恵みの水は<楊枝甘露>と呼ばれました。この美味しいデザートは、そのくらい人に喜びと幸せをもたらす、という意味なのです。
香港発祥、台湾で大ブレイクしたマンゴーデザートドリンク「楊枝甘露(ヨンジーガムロ)」、 日本で販売開始。
- 文・クロワッサン エディター・えんど
昨年の春に台湾のメーカーが、「楊枝甘露」をボトル入りドリンクとして売り出したところ、SNSで大ブレイク。街のドリンクスタンドやレストランでもこぞって取り入れ、どこも大人気!ということで、現地で人気の様子をレポして来ましたよ。
ホットもOK!ヨーグルトやアルコールを加えたアレンジも楽しい。
まずは「波記茶餐廳」台北・延吉街にあるカジュアルな香港式の食堂です。ここの楊枝甘露は、デザートとして食べるオーセンティックなスタイル。95台湾ドル(約420円)。
こちらは高級広東料理店「玖尹 royal-joying」の美しいひと皿(期間限定)。アイスクリームの入ったリッチなアレンジで、248台湾ドル(約1,100円)。場所は伊通街、エレガントな内装も素敵です。
そして台湾街歩きの楽しみといえば、あちこちにあるドリンクスタンド。
「満上Full up 」松江路店の楊枝甘露はSNS映えもばっちりで、85台湾ドル(約370円)。
「台湾人はマンゴーが大好き。本当に美味しくないと飲んでくれません。うちの楊枝甘露は自信作ですよ」とオーナーの李さん。
楊枝甘露はホットでも楽しめます。ロゴのポップな「初韻 TRUE WIN」台北站前店では、ホットとアイス両方で提供。共に85台湾ドル(約370円)。
そしてこちらは台湾のコストコ。山に積まれた楊枝甘露が飛ぶように売れて行きます。人気商品で、品切れの時も多いそう。
このたび日本でも、このボトル入り楊枝甘露が買えるようになりました。ラベルのデザインは少し違いますが、同じ大きさです。
美味しさの秘密は、HPP(high pressure processing=超高圧 )製法。熱による殺菌でなく、このボトルごと高圧をかけて減菌処理しているため、みずみずしさや果実感が損なわれないのです。
原料のマンゴーは、とびきり甘くて香りの高い美味しい台湾産の愛文芒果だけを使用。旬のいちばん美味しい時期に収穫しています。
たっぷり入って1020gなので、さまざまなアレンジが楽しめます。牛乳で割ったり、ヨーグルトやアイスクリーム、お酒を加えてカクテルにも。これからのパーティーシーズン、大活躍しそうです。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。
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