食と美容でリフレッシュ。古都・奈良で心身を整える。

奈良の中心街には、注目のお店がいっぱい。倉田さんが訪ねたのは、空間も美しく、その場にいるだけで心が落ち着く喫茶『茶論』。ここでまずゆっくりお茶を楽しみ、お昼は『アコルドゥ』でモダンスパニッシュランチを。そして、『白雪ふきん』でお土産にもなる肌に優しいタオルやふきんを選びたい。

創業300年余の老舗『中川政七商店』の中川家の家屋を改修した喫茶とショップ。

茶道文化を気軽に愉しめるよう、お茶の稽古も行う。同店が入る「鹿猿狐ビルヂング」では、食品から洋服まで、洗練されたオリジナルの奈良産商品を販売。

●茶論

奈良市元林院町31・1　
TEL.0742・93・8833
営業時間：10時～19時（喫茶は18時30分LO）　無休
https://salon-tea.jp/

見過ごしそうな玄関から入ると、目の前に広がるモダンな空間。シェフはスペイン・バスクの『ムガリッツ』で修業した経験の持ち主で、料理は奈良の伝統野菜や奈良のばあく豚、自然栽培のハーブや花を使用。生産者に近いレストラン。

奈良市水門町70・1・3・1　
TEL.0742・77・2525
営業時間：12時～15時30分（13時LO）、18時～21時30分（18時30分LO）　月曜休　
https://akordu.com

倉田さん愛用の、柔らかく吸水性にすぐれたふきんの工房。老舗の蚊帳製造業だったが、残布を利用して素材、縫製にこだわったふきんを開発。東大寺の大仏様のお身拭いにも献納する品質。赤ちゃんや敏感肌の人にも安心のタオルも人気。

奈良市南紀寺町5丁目85　
TEL.0742・22・6956　
営業時間：10時〜17時　日曜休
https://www.shirayuki-nara.jp

春日大社近くの、広大な敷地に静かに佇む『ふふ 奈良』。ここは、倉田さんが楽しみにしていた、シスレーのスパが体験できる宿。

シスレーはフランスの植物美容学に基づいたラグジュアリーなスキンケアブランド。『ふふ 奈良』は薬や漢方が奈良県にゆかりが深いことにちなみ、食からお風呂の入浴剤にまでそれらを取り入れている。

「植物を生活に取り入れて健康になるという教えが、昔から奈良にはあるんでしょうね。竹林に囲まれた静かな露天風呂に、和漢の香り湯を入れて浸かる心地よさといったら! スパにも薬浴が組み込まれていて、ゆっくり体を温めてからリラックスして施術を受けられるのがなんとも贅沢。全身のほか、パーツだけでも受けられるので、気軽に試すのもいいですね」と倉田さん。

全ての部屋がスイートで、墨や古木といった風化させたくない奈良の歴史の文化を感じさせるインテリアも魅力。

夫婦で、女友だちと、母娘で。親しい人ともう一度来たいと思わせる宿である。

奈良市高畑町1184・1
TEL.0570・0117・22
2名1室料金7万7300円（サービス料、入湯税込）。スパ：パーツ5,000円〜、コース1万5000円〜。
https://fufunara.jp