手相芸人・島田秀平さんがおすすめ! この夏行っておきたい関東近郊の開運スポット。
撮影・黒川ひろみ 文・板倉みきこ イラストレーション・中島陽子
手相芸人として人気の島田秀平さん。公私にわたって全国の開運スポットを多く訪れ、その年の年運や、金運・健康運など欲しい運気におすすめの場所を提案する機会も多い。そこで今回、この夏の開運・招福につながるスポットを紹介してもらった。
「今回は関東近郊で立ち寄りやすく、涼もとれそうという条件の中から、清めの力を持つ水に関する場所、今年の干支の寅や、開運の象徴・龍にゆかりのある場所、そしてご縁を深めてくれる場所を選びました」
フラリと立ち寄りやすいという条件は、実は開運と深いつながりがある。
「たとえばご利益があるという神社も、困ったときにだけ頼って訪れるのではなく、ご挨拶、意思表明や報告など、常に神様とつながりを持っておくことが大事なのです。また、土地と自分の相性もあるので、おすすめされた場所がピンとこなくてもいいんですよ。旅先で急に行ってみたくなって訪れた神社が、自分にとっての開運スポットになることもあります。運を開きたいなら、行動あるのみ。自ら動く人に、運も縁も巡ってくるものだと思います」
島田さんがおすすめする、行っておきたい場所・4条件。
(一)自然豊かな「水」に関する場所へ。
(二)「干支」のパワーに触れて。
(三)「龍」にまつわる旅も吉。
(四)目に見えない「縁」を深める。
(一)自然豊かな「水」に関する場所へ。
古来、浄化の力があるとされてきた“水”。姿形を変える特性から、風水では柔軟なエネルギーを宿すともいわれる。「もともと滝、湖、海など、水に関する場所は軒並み開運スポット。特に、今年は六十干支(ろくじっかんし)の壬寅年(みずのえとら)で、“壬”は水の気を司るから好影響大です。水の近くに行くだけでなく、触れる、水音を聞くなどしてエネルギーをもらいましょう」
檜原村の神戸岩
水の浄化力は流れがあるほど、そしてその流れが強いほど浄化効果が高まるとされ、水が勢いよく流れ落ちる滝は、開運スポットとして全国に点在。
「今回は日本の滝百選にも選ばれている、東京都檜原(ひのはら)村にある払沢(ほっさわ)の滝へ。滝のエネルギーをもらったら、次は水の浸食で削られた奇岩〝神戸岩(かのといわ)〟に向かいましょう。約100mの高さのある岩ですが、川下から見ると戸が開きかけているように見え、神の通り道といわれています。風も吹き抜けてきて、とても爽快です」
等々力渓谷
都内23区にある唯一の渓谷は、夏でも涼しさを感じて散策向き。渓谷内の滝に不動明王像を安置したのが等々力(とどろき)不動尊の始まりで、この地はもともと霊場だったそう。
「開運スポットとしては、寺社などの霊場、滝や湧水などの水場、古墳などが挙げられますが、等々力渓谷はその3つ全てが揃っている稀有な場所です」
[神社でのお参り作法をあらためて。]
●お守りを受ける
そこで自分の心願を考える。
手水で身を清めたら、心願を込めたお守りにするため、参拝前にいただく。
●お参りする
心願とともに、神様にご挨拶。
深いお辞儀には呼吸がポイント。礼と柏手の数はお参りした神社にならって。
●おみくじを受ける
先ほどのお参りに対する神様からのお返事と心得る。
お参りした後にいただくおみくじは、神様からのお返事。真摯に受け取ろう。