余らせがちな大葉で作る万能調味料と使い方【松田美智子さんの作り置きレシピ】
料理のアクセントに必須の香味野菜を調味料に。日持ちする上に使い勝手のいい万能の〝調理の素〟が完成!
撮影・荒木大甫
●塩大葉
大葉7〜8枚を千切りにし、一度水にさらし、しっかり絞って両手でちぎる。塩小さじ1と合わせてよく混ぜる。空気に触れないようラップなどで包み、密閉容器に入れる。冷蔵庫で1週間保存可。
(こんな料理にも)
茹でたじゃがいもと合わせて変わりポテサラ風に。炊き立てのご飯に混ぜておむすびにし、お弁当に入れてもよし。
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白身魚のカルパッチョ
【材料(2人分)】
白身魚の刺身(薄切り)50g
A[塩大葉 大さじ1/2、オリーブオイル 大さじ2、白ワインヴィネガー 大さじ1、白胡椒 少々]
【作り方】
白身魚の刺身をボウルに入れ、よく混ぜたAをかけて和える。カルパッチョ風に皿に並べ、上からAをかけてもよい。
余らせがちな香味野菜で作る、アレンジ自在の万能調味料。
「にんにくや生姜など、最近は、香味野菜もお安いものではないので、使いきれず残すのは本当にもったいない。少しの工夫で、いろいろな料理に使える万能の調味料ができます」
松田美智子さんが提案する香味野菜の調味料は、作り方もごくシンプル。
「香味野菜は、調味料に合わせておくだけでなじんでゆくので、時間が経つごとに味が変化します。基本的には油は入れないのがおすすめ。オリーブオイルやごま油など、調理するときに選んで合わせると洋風、和風、中華風と出来上がりをアレンジできます」
ちょっとした酒の肴や肉料理、手早く作る一皿ご飯、と自在に使い分けて。
「これがあると日々の料理作りが楽になる。ちゃんと作るんだけど、手間は省けるというのが理想。この万能調味料はそれを叶えてくれるはずです」
『クロワッサン』1063号より