保護犬についてのQ&A
NPO法人ペット里親会の代表・上杉美恵子さんに、保護犬について話を聞きました。
撮影・黒川ひとみ イラストレーション・オカタオカ 文・篠崎恵美子
Q.ペットショップでなく、保護犬を迎えるメリットは?
A.生活スタイルや飼い主の体力などとのミスマッチが少なくなります。
「大型犬でしたら庭が必要ですし、朝晩の散歩も欠かせませんが、それを家族が続けられるのか。またパグなど暑さに弱い犬種の場合、エアコンをずっとつけていられるのかなど、細かな注意点をお伝えしながら、どんな犬ならば飼うことができるか詳細に相談できます」(上杉さん)
Q. コロナで譲渡会が行われず、 保護犬に会えません。
A.動画やSNSで発信している団体もあります。
「私たちも東京の板橋会場でのお見合いは中止しています。その代わり、毎日更新しているブログや動画で活動の様子と犬の日常を見ていただけるようにしています」(上杉さん)。保護団体によって譲渡法は異なるので、まずは問い合わせをしよう。
Q.すぐに連れて帰ることができますか?
A.飼住居審査やトライアルがあります。
保護団体によってそれぞれだが、ペット里親会では、お見合いの前に家の中が片づいているか、犬が安全に暮らせる家かどうかを写真で審査している。また本決まりになる前に1〜2週間のお試し期間を設けている団体がほとんど。犬は自宅まで保護団体が届けてくれることが多い。
NPO法人ペット里親会
埼玉県ふじみ野市大井896・3
TEL.049・264・6614
活動の様子は代表の上杉美恵子さんが毎日更新しているブログで見ることができる。
http://blog.petsatooyakai.com/
里親希望はホームページのアンケートへ。
『クロワッサン』1056号より