お酒の力でふっくら仕上げる、たらと豆腐の梅蒸し。【ワタナベマキさんのフライパンで作る蒸し物レシピ】
焼く、炒めるといった使い方が多いフライパン。実はせいろいらず、失敗知らずで、手軽に蒸し料理ができてしまう優れものの一面が!
撮影・三東サイ
たらと豆腐の梅蒸し
淡白な味わいのたらと豆腐に、昆布の旨みを含ませて、梅干しの酸味と塩気でいただく季節のごちそう。ぷりぷりとした食感は、蒸した豆腐ならでは。
【材料(2人分)】
生たら 2切れ(200g)
木綿豆腐 1/2丁(150g)
昆布(5cm角)1枚
梅干し(大)1個
酒 80ml
塩 小さじ1/2
【作り方】
1.たらは塩をふって10分おき、出てきた水分をペーパーでふく。
2.フライパンに昆布、たら、4等分に切った豆腐を入れ、梅干しをちぎってのせる。全体に酒をまわし入れ、フタをして中火にかけ、煮たったら弱火にして4分蒸す。
フライパンで作る蒸しものはいいことづくめの調理法。
フタを開けるとほんのり立ち上る、湯気とおいしそうな香り。フライパンで作る蒸しもののよさは、その手軽さ。
「もう一品というとき、ぱっとできるのがありがたいところ。素材の水分を活かし、オイルや酒の旨みを足して仕上げるのがコツ。多少火を入れすぎても失敗がないのもうれしい。フッ素樹脂加工の大小サイズがあると便利です」
と、ワタナベマキさん。炒めものよりさっぱりと食べることができ、体にも優しい。フライパンひとつでできるので洗い物も少なく、コンロも汚れにくい、と、いいことずくめの調理法。
「残り野菜にオイル、塩をふり、ベーコン、アンチョビ、ツナなどの味だし食材と水分を加えればさっとできるので、私も普段からよく作っています」
『クロワッサン』1055号より
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