くらし

子どもの脳の発達には「庭」が有効。安心して自然体験ができる庭空間に注目。

昔から「子どもは外で育てた方が良い」「自然体験をさせた方が良い」と言われます。お家時間が増えるなか今注目されているのが、子どもの脳の発達に対する「庭」時間の効果。科学的視点からの庭のメリットを、小児科医・医学博士・公認心理師で、発達脳科学者の成田奈緒子先生に聞きました。

子どもの脳の発達に庭を役立てよう。

2020年改訂の文部科学省の小学校教育要領には、その能力を育むために自然体験が重要と謳われています。その理由を紐解くには、脳の仕組みを少し見てみる必要があります。

脳の内部には無数の「神経細胞」があり、これらがつながり合うことで脳が機能します。このつながりを「シナプス」と呼び、成田先生によれば、5歳までの子どもの脳でシナプスを増やすためには、五感から入る刺激が重要といいます。これが「脳の土台作り」にあたります。

ここで言う「刺激」とは、例えば太陽から受ける光や、鳥や虫の声、花の匂いなど、ほんの少し外に出るだけで感じられるものばかりで、毎日繰り返されることが大切です。

脳は段階を経て発達していくもので、どんな建物も基礎がしっかりしていないと成り立たないように、脳も土台作りが肝心。親として気になる学力や運動能力、心の優しさなども、脳の土台が育ってこそ養えるのです。

脳の土台作りでもうひとつ重要なのが「セロトニン」とよばれる脳内物質。脳内での分泌が最も高まるのが朝早い時間帯で、太陽の光を浴びることで脳が刺激を受け分泌が促されます。つまり、日中に庭に出て自然を感じるということが子どもの成長にとても大切になるようです。

一般臓器や生殖器が徐々に発達するのに対し、脳は5歳までに85%が発達する。

では実際にどのように庭を活用したらよいかというと……。

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