「えびのオイスターマヨ漬け」と、2つの展開料理【ぐっち夫婦の下味冷凍レシピ】。
撮影・三東サイ スタイリング・遠藤文香 文・小沢緑子 撮影協力・UTUWA
[下味冷凍]えびのオイスターマヨ漬け
人気の”オイマヨ”を下味に。コクと旨みがアップ。
【材料】(1袋2人分)
えび250g
A[酒大さじ1、オイスターソース大さじ3、マヨネーズ大さじ1、塩・こしょう各少々]
【作り方】
1.えびは殻、背わた、尾を除き、塩、片栗粉(共に分量外)を揉み込み水洗いし、水けをきる。
2.保存袋にAを入れ、混ぜる。
3.えびを加えてなじませ、空気を抜いて薄く平らにする。
4.冷凍する。
〈ほかにも合う食材〉 鮭、鶏ささみ
[展開料理1]えびのオイマヨパン粉焼き by SHINO
えびオイマヨの香ばしさとじゃがいものほくほく感がご馳走。
【材料】(2人分)
えびのオイスターマヨ漬け1袋
じゃがいも(中)2個
ピザ用チーズ50g
パン粉適量
パセリ少々
【作り方】
1.じゃがいもは皮をむき、5mm幅に切って水にさらす。耐熱容器に入れてふんわりラップをし、電子レンジ(600W)で2分半加熱する。
2.別の耐熱容器に1を入れてオイスターマヨ漬けのえびをそのままのせる。チーズ、パン粉をのせ、オリーブオイル(分量外)を回しかける。トースター(1000W)で7〜8分加熱する。
3.仕上げにパセリを振る。
〈ひとことアドバイス〉 えびをバゲットにのせ、トースターで焼けば簡単洋風おつまみに。
[展開料理2]ブロッコリーとえびのオイスターマヨ炒め by Tatsuya
オイマヨ味なら家中華も簡単。ブロッコリーとサッと炒めて。
【材料】(2人分)
えびのオイスターマヨ漬け1袋
ブロッコリー1個
ごま油大さじ1
【作り方】
1.ブロッコリーは小房に切り、耐熱容器に入れる。水大さじ2、塩少々(分量外)を入れてラップをし、電子レンジ(600W)で3分加熱する。
2.フライパンにごま油を熱し、オイスターマヨ漬けのえびを入れる。水大さじ1を入れて蓋をし、中火で蒸し焼きにする。
3.えびの色が変わってきたら、ブロッコリーを加え、炒め合わせて皿に盛る。
〈ひとことアドバイス〉 電子レンジで加熱したじゃがいもを合わせて炒めたり、葉野菜と合わせてサラダにも。
下味冷凍&調理のポイント。
保存袋に調味料と肉や魚介を一緒に入れて揉み込んでから冷凍した半作り置きの「下味冷凍」は、ぐっち夫婦の実生活から生まれたレシピ。
「共働きだと夜、ごはんの準備をイチからするのは大変。でも一日の終わりはやっぱりおいしいもので締めくくりたい」(Tatsuyaさん)
「それもあってうちではよく食材を冷凍保存しているのですが、肉も魚介も下味をつけてから冷凍したほうがおいしいし、調理のときもラクだよね、といつも話していて」(SHINOさん)
「だったらいろいろ下味を工夫してみよう!と試しているうちに完成したレシピです」(Tatsuyaさん)
おいしくなる理由は、保存袋であらかじめ調味料が食材に行き渡るように揉み込むため。さらに冷凍することで食材の細胞内の組織が壊れ、下味がより浸透し素材の柔らかさや旨みが増す。冷凍だと約1カ月保存できるのも利点。
「下味がよくしみこんでいるので、余り野菜と一緒にただ炒めるだけでも手間をかけたような味わいに。料理のバリエーションも増えるので便利に使ってみてください」(SHINOさん)
『クロワッサン』1039号より