家事の何を負担に感じるのかは十人十色。でも普段はルーティンワークになりすぎているため、何をどう改善すればいいのか気づきにくい。
「ひとくくりに家事と捉えず、どんな家事が苦手なのか、細かく見つめ直すのが第一歩です。好きなものは今のままでいいのですが、苦手なもので自分がやらざるをえない家事なら、ほんの小さなストレスも見逃さないことが大事。
知恵を絞り、工夫を重ねてストレスの種を解消していけば、日々の暮らしがスムーズに回っていきます」(整理収納アドバイザー・水谷妙子さん)
家事を悩まず、簡単に、短時間で終わらせられるよう、障害になる”こと”や”もの”を減らす工夫をすることで、負担はグンと減るはず、と整理収納コンサルタントの本多さおりさん。
「”普通はこう”など固定観念や世間の常識にこだわらず、自分や家族目線の使いやすさを基準に、家事の動きがスムーズになるアイデアを試し、助けてくれるものの力も借りていきます」
まずは負担を減らすために2人が導いた、家事を楽にするルールを参考にしてほしい。
「どこに何があると便利かなどは人それぞれです。我が家の例を参考に、家事の流れを止めない工夫を取り入れてみてください」(本多さん)
「暮らしは常に変わるもの。我が家では今でも仕組みを見直し続けています。家事もモノ選びも、暮らしながら見直し続け、試行錯誤していくことが必要なのではないでしょうか」(水谷さん)