プロに教わる、健康を保つための寝室の掃除術。
体調を良好に保つために、汚れの特徴と効果的な掃除方法を「ミニメイド・サービス」の星野八潮子さんに聞きました。
撮影・中島慶子 文・菅野綾子
1.布類の洗濯、布団干し
●まずはハウスダストの温床から。
週に1回は、カーテン、布団カバー、シーツなどの布類を先に外して洗濯機で洗い、布団を干す。乾くまでの間に部屋の掃除を。
2.窓・網戸
●雑巾で汚れを拭き取る。
どちらも外側→内側の順で。網戸と写真のように凹凸のある窓ガラスは、固く絞った雑巾で水拭きを。表面が滑らかな窓ガラスは、雑巾がびしょ濡れのまま拭いてスクイージーを使うときれいに仕上がる。ホコリが舞わないよう、以後の工程は窓を閉めた状態で行う。
3.エアコン
●その咳はフィルターのせいかも。
フィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取る。エアコン本体は乾いた布などで水拭きを。夏と冬の使用時期は週1、それ以外のシーズンは2週に1回を目安に。
4.照明
●カバーのホコリを落とす。
電気を消してから、照明カバーのホコリをハンディモップで拭う。汚れがひどい場合は、固く絞った雑巾で水拭きをする。
5.天井・カーテンレール・壁
●ホコリを落として水拭き。
4と同様、まずはハンディモップでホコリを拭う。水拭きできる素材は、汚れが気になる部分を固く絞った雑巾で拭く。(2週に1回の掃除で、清潔キープ)
6.サッシレール
●就寝中に塵を吸い込む危険性も。
溝に溜まった塵やホコリを、幅広のブラシを使って掻き出していく。この時、幅広ブラシの毛をサッシレールと垂直の向きにあてるのが、汚れをスムーズに素早く取り除くポイント。その後、固く絞った雑巾で水拭きする。
7.ベッド上・布団
●乾いた布でホコリを払う。
ベッドリネンを洗濯できない時は、乾いた布で、布団を一枚一枚めくりながらホコリを払うように落とす。
8.小物類
●汚れに応じて乾拭き&水拭きを。
リモコンや時計などの小物を乾いた布で拭く。汚れがひどい場合は水拭きを。目安は週1。
9.チェスト・テレビ台
●隙間のホコリも逃さずキャッチ。
ハンディモップでホコリを拭う。狭い隙間までしっかりと。週に1回を目安に。
10.幅木・コンセント周り
●見落としがちな細部も忘れずに。
乾いた布などで、ホコリを払うように拭き取っていく。
11.ドア
●コの字を描くように拭く。
固く絞った雑巾でコの字を描くように、上かた下に向かって拭いていく。ドアノブは手垢や指紋がつきやすいので週に1回、念入りに。
12.床
●掃除機の後、水拭きを。
フローリングの場合は固く絞った雑巾で週に1回は水拭きを。木目に沿って、部屋の奥からドア方向へ、退くように拭いていく。
『クロワッサン』1034号より