きのこミックスのみそ漬けと2つのアレンジレシピ。
文・韮澤恵理 撮影・千葉充 料理・スタイリング 牛尾理恵
作りおき【 みそ漬けきのこ 】種類によって特有の健康成分を含むきのこをミックスして、みそ味に。
きのこは食物繊維が豊富で低カロリー、さらに旨味が強く、料理の味に奥行きを与えてくれるスーパー食材です。種類によって持っている栄養素がかなり違い、免疫力などに関わる独特な成分を含むものもあります。まだまだ未知の健康効果があるとされ、今も研究が進められています。
ここでは身近なしいたけ、しめじ、えのきだけの3種を組み合わせ、一年中作れるレシピを紹介しましたが、全部そろえなくても大丈夫。最近ではきのこの種類がとても増え、いろいろなものが手に入るので、ぬめりのあるなめたけなどを除けば、ほかのきのこでも新しい味わいが楽しめます。
きのこにはしっかり火を通し、みそはあとから加えるのがコツ。香りが飛ばず、そのまま料理に展開できて便利です。麹菌の効果もしっかりキープできるのでこの手順で。
そのままごはんの友にもなり、ごはんに混ぜ込むとまた違った味わい。チーズやホワイトソースにも合うのでお試しください。
きのこミックスのみそ漬け
先にきのこをしっかり炒めて火を止めてからみそを。
【材料(作りやすい分量)】
しいたけ 100g
しめじ 100g
えのきだけ 100g
ごま油 大さじ1
みりん 1/4カップ
酢 小さじ2
みそ 大さじ4
【作り方】
1.しいたけは薄切り、しめじ、えのきは細かくほぐす。えのきは長さを半分に切る。
2.フライパンにごま油を熱して①を炒め、しんなりしてきたらみりん、酢を加えてひと煮立ちさせる。
3.火を止めてみそを加え、全体をよく混ぜる。
保存 冷蔵庫で3〜4日。
きのこの即席豆乳スープ
[効能・効果 → 活菌・腸掃除・痩せる]
鍋に入れて温めるだけという簡単さ、でも抜群においしい一品。
【材料(2人分)】
豆乳 2カップ
きのこミックスのみそ漬け1/3量
鶏がらスープのもと 小さじ1
粗びき黒こしょう 適量
【作り方】
1.鍋に豆乳を入れて温め、スープのもと、きのこミックスのみそ漬けを加えてひと煮し、味をみて足りなければ塩で調味する。
2.器に盛り、黒こしょうを振る。
きのこのみそ漬け卵とじ丼
[効能・効果 → 活菌・腸掃除]
卵さえあればすぐに食べごたえのある丼に。
【材料(2人分)】
卵 3個
きのこミックスのみそ漬け 1/3量
雑穀ごはん 300〜400g
ごま油 小さじ2
【作り方】
1.卵は割りほぐす。
2.フライパンにごま油を熱し、1ときのこミックスのみそ漬けを入れて混ぜながら、半熟程度まで火を通す。
3.丼に雑穀ごはんを盛り、2を半量ずつのせる。
※好みで細切りののりを散らしたり、三つ葉などをのせてもいい。
【調理に際して】
大さじ1は15ml、小さじ1は5ml、1カップは200ml、材料は2人分が基本ですが、作りやすい分量のレシピもあります。特に指定のない場合、中火で加熱します。電子レンジは600Wを使用しています。500Wの場合は加熱時間を1.2倍程度にします。オーブントースターは機種によって加熱時間が異なるので、様子を見ながら加熱します。
『Dr.クロワッサン 名医が教える腸ストレッチで、自律神経はよみがえる。」(2019年1月15日発行)より。
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