大豆は良質な植物性タンパク質で、食物繊維も豊富です。さらに大豆には大豆オリゴ糖という腸内細菌のエサになる糖質がたっぷり含まれていて、腸には最高の食材です。
女性ホルモンのエストロゲンの代わりになるとされる大豆イソフラボンも豊富に含まれ、大豆レシチンには脳や神経を活性化する作用まであります。
大豆製品には豆腐や油揚げ、豆乳、湯葉などたくさんの種類がありますが、食物繊維をしっかり摂るなら、大豆をまるごと食べたほうが圧倒的に効果があります。水煮缶やドライパックなどの市販品がたくさんあるけれど、乾物の豆からゆでると格段にリーズナブルで、しかも好みの硬さにゆであがり、添加物もゼロなので一手間かけましょう。
まとめてゆでたら、昆布だしとしょうゆでシンプルなひたし豆に仕上げておくと、使い回しがきき、時間がたつと味もなじみます。冷蔵室で保存しても日もちするので、作りおきに最適。小分けにして冷凍することもできます。
そのままおやつとしてつまんでもおいしく、サラダのトッピングにしたり、ごはんに混ぜたりと簡単に日々の食事に取り入れられるので、無理なく大豆生活が続けられます。
薄いだしの味は、和食だけでなく、トマトソースやエスニック風の味にもぴったり。刻んでひき肉に加えたり、すりつぶしてあえ衣に混ぜたり、ヘルシーなアレンジが無限大なのも、畑の肉、大豆の底力です。