切ったままの布をクリップで吊るして、カーテンに。【インテリアスタイリストの知恵】
いまの住まいでもっと素敵に暮らしたい、でも大掛かりなことはなかなか……。そんな人のために、インテリアスタイリストの矢口紀子さんが自宅で実践している知恵を公開。
撮影・黒川ひろみ スタイリング・矢口紀子 イラストレーション・酒井真織
オーダーすると意外と高額なカーテン。そのため1回作ってしまうと多少飽きがきても替えにくい。
矢口さん宅のカーテンは、リネン地を裁断し、クリップで吊るしたもの。
「今の家に越してきたばかりのとき、ちょっと間に合わせのつもりで作ってみました。そうしたら部屋への光の入りかたが存外に美しく、これで充分だなと。端を縫う必要もありません」
遮光効果に欠けるかと思ったが、
「明るい時間には部屋を明るくするのが自然でよいと思いました」
布の幅は、窓の幅の1.5倍を用意すると、程よく美しいドレープが出る。
上の写真で使用したリング付きクリップ。
カーテンレールがある場合はこのタイプを。
無染織の麻100%の布。「少し端をほぐしてフリンジ風にしてもいいですね」
『クロワッサン』1030号より
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