物を減らせない人向け、4ステップで実現する「捨てない片付け術」。
撮影・森山祐子 イラストレーション・大田垣晴子 文・長谷川未緒
[STEP 3]使用頻度に合わせて、最適な場所に収納。
before
1.大田垣さんのイラスト入りグッズ
2.スーツケース(大)
3.ホットカーペット
4.ひな人形
5.スーツケース(小/奥)
6.キャンプ用テーブル
↓
after
1.ホットカーペット
2.スーツケース(大・小)
3.キャンプ用テーブル(奥)
4.キャンプ用テント(手前)
仕分けが済んだら、収納へ。
「よく使うものを手が届きやすいハンディーゾーン(下図)に収納します。ポイントは、スペースに対して2割程度の余裕を持たせること。出し入れしやすく、ラクにきれいな状態を保てます」(米田さん)
使用頻度の低いものや使わないけれどとっておきたいものは、押し入れの枕棚や本棚の最下段、物置きなどの手が届きにくい場所へ。出し入れする機会が少ないため、こちらは可能な限り詰めていい。
入りきらなければ本当に残しておきたいか再検討するが、減らせない場合は、外部収納サービスの利用を検討するのもおすすめだ。
「ゆとりを持った8割収納なんて、無理!と思ってましたけど、意外とできましたね」(大田垣さん)
[STEP 4]毎週30分の見直しで、リバウンド知らず。
物を適切な場所に収納できたら、きれいな状態を保つことは難しくない、と米田さん。
「リバウンドしてしまう場合は、物の定位置が合っていない可能性があります。よく使うものは季節や気分でも変化するので、毎週30分程度、今使うものが使いやすく収納されているか点検しましょう。片づけにリバウンドはつきものです。今日が最高を更新して、居心地のいい部屋を作ってくださいね」
捨てない片づけにトライした大田垣さんの感想は?
「物を丁寧に分類するのが良かったです。よく使うものを取り出しやすい場所に収納できたので、リバウンドしない気がしますね。クローゼットがすっきりしたので、ほかの場所も片づけてみます」
(捨てない片づけに役立つサービス)
【預ける】段ボール1箱から、 家具などの大物サイズも。
●AZUKEL(アズケル)
手持ちの段ボール箱で預けたものは1点ずつデータ管理され、出し入れはスマホで完結。家具などは採寸もするので部屋の模様替え時も便利、搬入・搬出もおまかせ。月額400円〜。
TEL.03-6744-6984
【預ける】箱に詰めて送るだけ、必要なものはすぐ出せる。
●サマリーポケット
専用ボックスを取り寄せ、預けたい荷物を詰めて送れば、スタッフが荷物を撮影し、1点ずつデータ管理。取り出しはPCやスマホから簡単にできる。月額250円〜。
TEL.050-3196-9093
【寄付】不用品の寄付で子どもたちを応援。
●いいことシップ
寄付したいものを段ボール箱に入れたら、申し込み不要で最寄りの集荷センターへ送れる。自分が選んだ支援先へ寄付ができ、寄付した明細も全て公開されている。
TEL.0120-976-329
【売る】全国100店舗以上、大型リサイクルショップ。
●トレジャーファクトリー
中古の家具、家電、洋服、スポーツ用品、アウトドアグッズ、楽器、雑貨など、さまざまなジャンルの品物の販売・買い取りを行う。店頭だけでなく、出張や宅配での買い取りも。
TEL.0120-226-699
『クロワッサン』1030号より