【和田裕美のお悩み相談】大型犬が飼いたいのですが迷っています。
<お悩み>
子どもの頃から大型犬を飼うのが夢でした。ただ、団地で育ったため飼うことができず、実家を出てからもタイミングを見つけられなくて今に至ります。
最近生活も落ち着き、貯金も増えたのでそろそろ新しい家族として迎え入れてもいいかも、と考えています。しかし、今まで大きい動物を飼ったことがないため、世話・しつけが自分一人で務まるのか不安もあります。今後大きく生活が変わることもあるかもしれないし…。不安が残る状況では飼わない方がいいでしょうか?憧れと命を預かる重さが戦っている状況です。優柔不断な私に何かアドバイスをいただけないでしょうか。
(スタンダードプードル/女性/アラサー)
和田裕美さんの回答
スタンダードプードルさん、質問ありがとうございます。
私も犬を飼ってますが、
実際に飼う前は同じことですごく悩んでいました。
だからすごく悩まれる気持ちがわかります。
ただ、今はそんな悩みなんてすっかり消えて
犬との生活をめいっぱい楽しんでいます。
生活って犬がやってくると犬仕様に変わるんです。
そしてそれが幸せの一歩なんです。
スタンダードプードルさんのようにずっと犬を飼いたいと思っていたのに
悩まれる人の多くは
「ちゃんと世話をしてあげたい」「しっかり飼いとげたい」という
気持ちがあるから悩むんです。
だから飼ったらきっと
わんこが幸せになる愛情をたっぷり注げる人だと思います。
そこで、どんな覚悟をするのか?です。
思いつく限り書いてみます。
・旅行はいけなくなる
・散歩にいかないといけない
・部屋を散らかすことがある
・ご飯をあげなきゃいけない
・トイレはいつもきれいにしてあげる
・粗相するわんこもいる
・定期的にブラッシングや体を洗ってあげることも必要
・「今日、飲みにいこう」と突然誘われてもほぼ断ることになる
(ご飯と散歩を待っているので)
・わんこオッケーのカフェばかりに行くことになる
・暑い夏はエアコンをつけっぱなしにしてあげる
・疲れていても散歩、ボール投げをする
・食事中によだれ垂らして見つめられる(プレッシャー)
・冬はベッドに潜り込んできて占領される
・毛が抜ける子は掃除をまめにしないといけない
・コートやセーターに毛をつけて出社することもある
・ものを破壊されることもある
・愛情をいっぱい注いで言葉をかけてあげないといけない
(好きだよ、愛しているよって)
そして
・病気になるとお金がかかる(前もって保険加入ください)
・ほとんどの場合、先に老いて、先に死ぬ
・その寂しさを超えなきゃいけない日が来る(老いても飼い遂げること)
どうでしょう?大変でしょうか?
けれど、犬が家にくると
そんなことぜんぜん大変じゃなくなって
むしろ当たり前になってきます。
犬はそれほどに自然に生活のなかに
じわじわとはいってきて、いつのまにか
なくてはならない存在になっていくのです。
毎日が笑顔になります。
そして会社や人間関係で疲れた心をとことん癒してくれます。
プライスレスな価値は半端ないんです。
どんなに大変でもそれを凌駕するハッピーをもらえます。
わたしはだからこそ、犬を飼ってほんとうによかったと思っているし、
もう犬なしなんて考えられません。
愛情をもって犬を飼ったことのある人は
みんなそれだけ幸せになっているんです。
あと、躾に関しては、私は最初ドッグトレーナーさんに数回お願いして
トイレを覚えさせました。
その時にお手もお座りもふせも全て覚えました。
そういうのにもお金かかりますが
あとで粗相が多くなるよりもずっと楽です。
さて、最近は
「病気になってお金がかかるから捨てる」
「うるさいし躾ができないから捨てる」
「引越してペットを飼えないところだから捨てる」など
あまりに無責任な飼い主が増えて残念でたまらないけれど
だからこそ、愛を持って家族に迎えてもらえる日を待っているわんこは
たくさんいます。
たくさん熱く語ってしまいましたが
とにかくだから
「愛情を注ぎ続けて飼い遂げる」が一番の基本です。
それを守れるならぜひ犬生活を!
和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『稼げる技術』(ダイヤモンド社)、『タカラモノ』(双葉文庫)など。
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