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「ともに暮らす家族の幸せを考える」。桐島かれんさんの人生を支える決まり。

「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクターとして、また4人の子の母として。充実した時を過ごすエッセンスを聞きました。
  • 撮影・白石和弘 文・一澤ひらり 衣装協力・ハウス オブ ロータス

- 人生を支える決まり - ともに暮らす 家族の幸せを考える。

NYから帰省中の次女(中央)と三女(左)と一緒にクッキーを作る桐島さん。「娘たちとお料理やお菓子を作りながらの、女子トークが楽しいです」

桐島さんは実に4人の子どもたちを育ててきた。26歳の長女は社会人となって独立。次女、三女はニューヨークの美術大学へ進学し、長男は高校2年生。しかし新型コロナウイルスの感染拡大によって、アメリカで暮らす娘2人が急きょ帰国、家に戻ってきた。

「4人いた子どもが、1人だけになってちょっと寂しくなっていたところに、娘たちが帰ってにぎやかになりました。でも大学のオンライン授業が深夜2時からのスタートだったので、私もそれに合わせて昼夜逆転生活。夏休みに入ったので解放されましたが、6月に卒業した次女はZoomでの卒業式になってしまい、とても残念でしたね」

いまでこそ「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクターとして世界中を飛び回る桐島さんだが、長女が誕生してからの12年間は子育てに専心した。それは母で作家の桐島洋子さんとの母子関係が影響しているという。

「ひとり親でしたから、母は私たちを食べさせなくてはいけなかった。いつも母がいなくて自立心は鍛えられましたが、寂しかったんでしょうね。私はすっかり子育てにハマったんです」

「娘たちは甘いものが大好きで、クッキーやケーキを作ってくれます。これはチョコチップクッキーで、本場アメリカのレシピでとってもおいしい」

そして、夕食は家族一同そろって食べるのが習慣。写真家の夫、上田義彦さんのアシスタント数人も加わるので、総勢10人分ほどのごはんを毎日2〜3時間かけて作り続けてきた。

「結婚当初はお米のとぎ方も知らなかったのに、多い時には1升ぐらい炊いていました(笑)。一家で食卓を囲むって本当に幸せな時間ですが、でも単に安楽の場とか、わがままが言える場と思ったら間違いです。家族がお互いを尊重する訓練をしないとバラけてしまうと思っています」

家庭とは人間力を鍛えるための修業の場でもあり、お互いを思いやって心地よくさせるという気持ちを、家族ひとりひとりが持てるようになることが必要、と桐島さんは言う。

「家族って運命共同体で、人間関係の最小単位ですよね。家族の幸せは自分の幸せ。そういうふうに思えれば家庭は円満だし、それが世の中にも反映されていくのだと思います」

桐島さんが大切にしている言葉は「ホーム スイート ホーム」。愛しきわが家こそ、豊饒な人生の礎となる。

桐島かれん(きりしま・かれん)●モデル。1964年、神奈川県生まれ。ライフクラフトブランド「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクター。著書に『ラブ オブ ライフ』(学研プラス)など。

『クロワッサン』1027号より

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