日記を愛し、書き続けて10数年。ネット上では「ゆうびんや」という名前で活動する、ログエバンジェリストの近藤隆博さんは、今の時代にあえて手書きで日記を書く意味を発信し続けている。
「人間は過ぎた出来事を忘れてしまいがち。だから大切な経験や思い出の受け皿として、日記を活用するといいんです。記憶と感情を整理するには、手で書く行為が最適。またデジタル画面より紙のほうが見やすく、体の感覚にも合っています。もちろん、デジタルには溜まった記録を検索しやすいというメリットがあるので、写真日記はデジタル向きです。適材適所で使い分けましょう」
書くことで頭の中は整理されるが、そこで終わらず、後日読み返せることこそ日記の一番の醍醐味。
「読み返すと、新たな発見があったり、自分が好きなことや目標が明確になってきます。情報が氾濫する時代だからこそ、ブレない自分の軸を作るため、日記は大いに役立ちます」
飽きっぽく、何でも三日坊主になりやすいという人でも大丈夫。
「趣味嗜好は違って当たり前。書き方も内容も、タイミングも自由です。今回は様々な日記のスタイルを提案しますので、ぜひ自分にしっくりくる方法で試してみてください」